懐かしの、少年少女世界推理文学全集より。

日本語訳原題は「ドノヴァンの脳髄」


「ノバ爆発の恐怖」との2本立て。


人間の脳を、取り出した状態で生かし続けることに成功した科学者が、次第にその脳に自身の体を支配されるようになる…というお話。


どう考えても「推理文学全集」ではなく、「SF文学全集」のほうに入れるべきでないのかな?と疑問に思ったこともあり、今でもよく覚えている。


1943年のアメリカで出版されたもので、発表当時のインパクトは大変なものだったのだろうなと想像する。


それから半世紀以上経った、現代。


脳の保存、そして記憶や思考をデジタルへ変換することによって意識を永久的に残そう、というような研究が進められているらしい。


倫理的な問題はさておき。


技術の進歩が凄すぎて、戸惑うばかり💧


昔読んだSF小説が、どんどん現実になっていくのは素晴らしいこともあるし、複雑な気分にもなるような…