初めての群ようこさんは「れんげ荘」だった。
今の自分と同年代。
というところぐらいしか主人公との共通項はない。
会社員生活を早々と終わらせた後、働かずに、貯金から毎月10万円の予算で生活するキョウコさん。
節約生活の大変さが綴られているのかと思いきや、そんな描写は殆どなく
こじんまりとしながらも、なんとも素敵な日々を過ごしている
人間関係に恵まれていることも大きいと思うけれど、とにかく同じアパートの住人が優しい。
読んでいて、心地良い。
毎日丁寧に生きて、シンプルに暮らす。
着る物、家具なども最小限。
部屋もワンルームで掃除も行き届いている。
自分だけのために時間を使う。
ないものねだりだけれど、いいなあと思う。
全てが逆の人生を生きている自分だから、そう思うのだろう。
羨ましいと思う反面、キョウコさんは一体、貯金をどれだけ貯めてから仕事を辞めて隠遁生活に入ったのか計算してみる。
一年で120万円、それを数十年分…
生きていくためには、莫大なお金が掛かる💦