同世代ということもあり、ずっと気になっていたお二人のエッセイ。
とてもありきたりな言い方だけど、心がホカホカするような一冊。
姉妹で交代しながらのエッセイが綴られていて、日々の生活、思うこと、相手のグチなど、なんか読んでいて気持ちが癒されるような。
嫌な気分になるような描写はひとつもなく、優しく、上品な感じの文章。直接知るわけでもないけれど、人柄が出てるのかも。
大事件(途中で悲しい出来事はあったけど)が起こるわけでもなし、冒険があるわけでもなし、スリリングな駆け引きがあるわけでもなし。
でも、普段からホラー、ミステリー、サスペンス小説ばかり好き好んで読んでいる私にとって、とても良い癒しになった。
誰も殺されない、優しい世界。
たまに、こういう本に出会えると心底ホッとする。