今でも時々手に取ることがあるくらい大好きなお話。


60年以上前にドイツ(当時の西ドイツ)で発表されたもの。


いかにも悪者という風貌の、大どろぼうホッツェンプロッツと、好奇心旺盛な少年ゼッペルとカスパールの冒険物語。


物語の始まりから、ぐんぐんと引き込まれてしまう面白さ。どうなるの?どうなるの?と気づけば小学生の頃の私は、一気に読み終わっていた。


しかも読み終わった後に、心地よい疲労感みたいなものを感じるくらい、少年たちの大冒険がリアルで。


昔アニメでやっていた「トムソーヤの冒険」で洞窟に迷い込んだトム達とインジャンジョーのシーンと同じくらいのハラハラ感。


あと、カスパールのお婆さんがつくる食べ物達がなんと美味しそうに描かれていること!


この本を読むといつも、コーヒーとプラムケーキが食べたくなる。


あとジャガイモ料理も!