初めてマザーグースの童謡に触れたのがこの作品。


推理小説によく引用されているので、私にとってのマザーグースは「見立て殺人の代名詞」。なので、その他のなんてことない童謡を見ても深読みして一人でゾッとしたもの。


この中で私が読み進めている際に、特にドキッとしたのが犯行声明?に記された「僧正」の文字。


日本のお坊さんのイメージとは少し異なるけれど、聖職者であるはずの「僧正」がこんな恐ろしい事に手を染めているという不気味さがなんともいえなかった。


学生の頃、1人部屋の中でハラハラしながら読んだ。


もう一つオマケとして子供の頃、全くマザーグースも知らず、意味不明の歌だった「ダーレガコロシタクックロビン」by「パタリロ」の謎もこの小説を読んで無事解決したことも懐かしい思い出チュー