道の見えない20代前半 | 奥様はサラリーマン(イクメン主夫のブログ)

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独立心だけは強い、元うつ病のダメ男と、理系エンジニアのしっかり女が結婚したら、意外とうまくいった?
妻は会社員、夫は主夫として家事・育児をこなしながら、在宅起業の道へ・・・。

家庭教師と工場の夜勤、塾テキストの校正の仕事。

学生時代、主にバイト代は授業料に消えたが、
肝心の授業にほとんど出ていないというジレンマ。

親を納得させるためだけに、
大学院の受験をした。

試験時間の最初の10分だけ、問題用紙を眺め、
途中退出してその後ひとり、ボウリングへ。

完全な落ちこぼれ学生だった。
友達のおかげで、卒業の単位が足りたというだけだ。

学生時代に残せた嬉しい結果といえば、

バイトで稼いだお金で中古車を手に入れたことと、
30分で描いた絵が、地方の美術展で大賞を獲ったこと。

そう、本業の学問とは全く関係がない 笑

卒業して経験を積めば、
道が見える日が来ると思っていた。

しかし

卒論も書かず、授業にも出ていない学生から、
同じく家庭教師と工場夜勤のフリーターへと移行しても、
生活には実際、何に変化もなかった 笑

生きているだけ。
稼いだ日銭は、パチンコへ消えた。

どう行動して良いのかわからなかったし、
生きていく知恵がなかったのだ。

充分、社会で活躍していい若者が、
生きていく知恵を持っていないという、
最悪の現実。

当時の迷える僕に、
今の僕がアドバイスするならば、
間違いなく起業を勧める。

バイトを続けながら、起業さえしてしまえば、
勉強せざるを得ないし、

いい意味での挫折が経験できる。

僕の根本的に間違ってインストールされた
マインドを再インストールするには、

挫折を繰り返して自分を捨てて、
いいメンターに巡りあうことが大事だ。

僕が30歳になるまでに経験した挫折に
意味があるとすれば、

過去の自分の思考を全否定し、
人生の再出発を決意できたことだけだ。


ヒトというのは意外と頑固に出来ていて、
根拠もなく思考・行動してきた自分の視点でしか
他の人の言葉を解釈できない。

成功している人に、新たな視点を授かっても、
自分のものにすることは難しい。

自分の経験が大事なあまり、
「でも、だって」「自分の場合は...」
とインナーボイスが素直に受け入れることを許さない。


でも、大きな挫折をして、自分を破壊できた時というのは、
他人の意見が入りやすいものだ。

パソコンで例えるなら、自分の古いOSを大事にして、
ちょこちょことマイナーアップデートするより、

古いものは完全消去して、全く新しいOSを
クリーンインストールした方が進化が早いということ。

だから、大きな挫折の経験は、
人生のビッグチャンスだったりする。

僕のビッグチャンスは、
それから5年後にやってきた。