NIPT(新型出生前診断)を受ける | 38歳→42歳不妊治療を経て、高齢出産→育児日記

38歳→42歳不妊治療を経て、高齢出産→育児日記

不妊治療を始めて4年。42歳にしてやっと無事に安定期を迎えることができました。2022年2月中旬に男の子を出産しました。

高齢妊娠ともなると、皆さん一度は検討されるのではないかという、


エヌ・アイ・ピー・ティー!

(ずっと「ニプト」って読んでました…グラサン



何らかの先天性疾患を持つ確率は3〜5%

そのうちの25%が染色体疾患によるもの。


NIPTはその染色体疾患のうち約70%を占める、

13、18、21トリソミーを調べるものです。


なので残りの30%と、染色体疾患以外の75%は分からない訳ですが、

母体年齢によって発生頻度が上がる部分だけでも、と皆さん受けているのがNIPTになるかと思います。




NICUのある病院でコウノトリ先生のようなことをやっている同級生から、

「出産時のトラブルで脳に障害を負ってしまうことって、今でも結構あるんだよね。」

という話を聞いていたこともあり、世間で障害と言われるものがNIPT等の検査だけで分かる訳でもないことは、理解していたつもりでした。



世代的に氷河期世代なせいか、友達でも高齢妊娠の人はちらほらいて、

仲の良い友達に検査を受けたか聞いてみたりもしました。


ある子は「陽性でも産む、って思ったから受けなかった。」と。

またある子は、DD双胎だったのですが「一人でも陰性という結果なら産もう、と決めてから受けた。」とのこと。



私は…私はどうしよう?




実は2年前の2回目の妊娠のときにも検討していました。

でも、今になっても結論が出せないショボーン

陽性と出た場合、一体自分はどうするのか。



夫は「(自分達が先に死ぬのだから)子どものことを最後まで責任持てない以上、無理。だから検査は絶対。」という考え。


うん、それもわかる。

でもこの検査でわかるのって全部じゃないし



前回の流産後、ちらっと折りを見て

「次にまた妊娠できて無事に育ってきたら、その子は運命の子だと思うんだ。だから検査しなくても良くない?」

と、少しずつ洗脳しようと試みたのですが、ダメでした。



そんな、結論が出ないままNIPTを受けた人の話として読んで頂ければと思います。





 NIPT どこで受けるか


前述の迷いがあるままだったので

私の中では認可施設一択でした。


県内近場だと、Y大学病院。

あとは県内認可施設だと、そこで分娩予定がないとダメだったり等予約のハードルが高く、選択肢から外れます。


Y大学病院は、平日日中の電話予約のみで

しかも一度予約すると変更がきかない。

今はコロナもあり、夫婦揃って受診する必要はないようですが、

結果までに2〜3回の受診。

費用は税込みでトータル21万超。



そこでブロ友さんが受診されていた都内のAクリニックが便利そうだな〜と候補に浮上。

ネットで予約が出来て、結果通知はメール等でOKなので、問題なければ一回の通院で済む。

同日に精密エコー検査も申し込めて、トータル18万円台。

どう結果が転んでも、詳しくエコーで様子をみておきたかったので、同日精密エコー検査付きで申し込みました。





 検査当日


13w0dに当たる日が、検査日でした。

12週に乗れたことを確認してから受けたかったので。


問診票も予約時にネットからの入力だったので

当日の持ち物は、事前に見た出生前診断の動画の内容に関するクイズの回答と同意書くらい。


クイズは私には簡単な内容でしたが、

全く予備知識のない夫に解かせたら酷いものでしたガーン

動画を見たそばから、そんなに忘れる?!

日頃からの意識の違いって、こんなにも差が出るのですね…

道理で私の不妊治療、孤独だったわけだ〜ムキー




問診票にはバニシングツインが無かったか、

ヘパリン注射を打っているかの確認項目もありました。

バニシングツインの場合には、判明してから4週間は空けて欲しいとのこと。

私は7週で判明したので、13週なら余裕で大丈夫。


ヘパリン注射をしている場合は、主治医と相談の上

当日朝の注射はスキップするように、とのことでした。

なので、一回分スキップ。平気なもんだねニコ

言われてないけど念のためバイアスピリンも飲まずに行きました。



夏なのでクリニックまでの坂道が心配でしたが、

当日はちょうど雨が降り始めて、まだ小雨のうちに涼しい中到着できました。

到着後、ものすごいゲリラ豪雨びっくり



まずは精密エコーから。

勝手がよく分からない病院で、いきなり経腹エコーデビュー。

服着たまま診察台に乗って良いのかな?と挙動不審気味に動く真顔



エコーを始めてすぐ、先生が「あれっ?」と言って

急に席を立ったので、悪いことでも起きたのかと不安になる滝汗


書類をさっと確認してから戻ってきて、

「バニシングツインだったのね。」と言われる。

胎嚢がもう一つ見えて慌てたみたいです。

なんだ〜驚かせないでちょうだい〜笑い泣き


「2個戻したの?」と聞かれ

「…3個です。」と答えると

「え?3個戻しは珍しいね。どこ?」と言われる。


先生は無言でジーッと集中してエコーを見ているので

ずっと不安な気持ちをキープしたまま、こちらも無言。


「大人しいね、丸くなってる。寝てるのかな?」

…寝てるのならいいけど、大人しいとか不安になること言わないで〜笑い泣き


心臓、胃、手足は問題なさそうとのこと。

手をニギニギしているのと、脚を動かしているのが見えて安心する。


途中、3Dかな?に切り替えてくれるも、

「顔隠しちゃってるね」と言ってすぐ終了。

せっかくの3Dがぁ〜笑い泣き


終盤は、多分首の後ろのNTを測りたくて粘ってるのに

赤ちゃんは壁に背中をぴったり付けたまま動かず、中々測れない。

ふっと手を動かして顔付近に挙げたときに「手を顔に当ててるね」と言われ、仕草が可愛かったので「あ〜(ホントだ〜というニュアンス)」と声を出したら、響いたのかモニョっと跳ね上がる。

位置がやっと変わったので、やっとNT測定。


NTは1.5〜1.6ミリくらいのよう。


着替えてからの説明でも、

今回見えた範囲では、全て問題なし。

NTも2ミリ無いので、大丈夫でしょうとのことでした。


30分弱エコーをして、もらえたエコーは1枚のみ。

でも、これがこれまでのベストショットラブ





くっきり横顔が写っていて、しっかり赤ちゃんの横顔❣️

可愛い写真だな、と私は思ったのですが
帰宅後、夫に見せたら「随分デコッぱちだな」と。
何その感想…真顔





次に、遺伝カウンセリング。

こちらでも、3個戻しは珍しいと言われる。

「状態が悪かったんですか…?」と恐る恐る聞かれ、

「グレードが悪かったんです。」とだけ答えましたが、

後から考えてみたら、初期胚ってこと言ってないので

多分当然のように胚盤胞3個だと思われていたのかも?

胚盤胞3個じゃ、そりゃ驚かれるわ真顔



カウンセリングでは、動画の補足的な説明、これまでの流産のこと、結果が陽性だったときのことは決めているか等、特に検査を受けること自体を否定されることはなく、中立的な説明でした。


また、バニシングツインだったり、ヘパリン注射をしていると、「判定保留」という結果になる確率が他より高いそうです。



そして最後に、今日のエコーで問題はなかったので、少し安心できたのではないか?それでもやはり、NIPTも希望されますか?という最終確認。


私はNIPTも受けることにしましたが、

確かに、エコーで詳しく見てもらって現時点では問題ないと言われたことで、かなりの安心感というか、「この子はきっと大丈夫だろう」という気持ちが出来ていました。


結果は早ければ5日後にメール速報が来るとのこと。

そ、そんなに早いの?心の準備が滝汗


その後、結果の郵送と電話による説明。

電話は土曜日もOKで、時間も選ばせてくれました。

何て親切!びっくり


この後、先に会計を済ませてから最後に採血。






 検査結果


結局、連休を挟んだ影響なのか、速報メールは1週間後に来ました。


「この子はきっと大丈夫」という気持ちが出てきたのもあって

思っていたような緊張した待ち時間にはなりませんでした。



結果は、全て陰性笑い泣き






結果通知の郵送はメールの3日後、

そしてこれを書いている本日、電話での説明を受けました。


胎児ゲノム率10%は平均的な数値で、結果を出すには十分だそうです。



結果を受けて、

これからも、きっと大丈夫。

この子は強い子だと信じて過ごしていこうと思いました。



長文を最後までお読みいただきありがとうございましたニコニコ