二日ぶりの西鉄ホール。
物事は角度を変えてみれば違ったように見えたり感じたりするというテーマの物語。
とある田舎町の図書館勤務のさえない男性。
自宅と職場を往復する毎日ですが
彼の趣味は読書。冒険小説を読むのが好き。
いつか冒険の旅に出る夢をみつつの平凡な日々。
年末押し迫ったある日。図書館の前の公園で休憩していた彼が
ベンチに置き忘れた日記を見つける。女性のものらしい日記。
持ち主を探すためと言う自分へ言い訳しつつ中を読んでしまい・・・。
竹井亮介さん。TVでは拝見していましたが生はお初。
そのまんまだなぁ・・・。
そんな彼が演じる主人公と彼の心の中を演じるのが小林賢太郎さん。
自問自答とか心の葛藤を二人でテンポよく進めていきます。
さえない男子が抱える女性へのコンプレックスと
カッコいい男性への憧れ??
ほとんど内容の無い旅行記な女性の日記から
あれこれ想像・空想・妄想。
分かりやすい感情と、行動と、絶妙な間合い&テンポで進められていきます。
軽いセリフも全てきっちり繋がっていく
流石です。
気持ちは振り子のように、考えれば考えるほど振り幅を広げていきます。
そして、最後はちょっとハートフル。
緻密さと親しみやすさと、なんだかほっこりする物語。
1時間30分と決して長くないですが、楽しい時間でした。
カテコでは狭い劇場で上演したかったので、
ぜひ西鉄ホールで!と希望されたとの話。
ちょうどいい空気感な広さ。
伝わりました!!
楽しかったです。また西鉄ホールに来てくださいね!