『僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~』 | 眞子の備忘録

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日々のなんてことはない日記です

in本多劇場

ジョン・レノン好きの父と尾崎豊好きの長男、シャ乱Q好きの二男。
世界平和を目指す自衛隊員の父が平和維持活動に飛び回っているある日、
母親が何者かに殺されてしまう。
そして親子三人の歯車が狂っていく・・・・。
徹底的にそれぞれの音楽が好きな、ある意味似たもの親子。

ジョンレノン好きの父ちゃん(粟根まことさん
徹底的ですからね。登場からインパクト凄いっす。
しかし、母親が殺されてから、長男・哲太郎(丸尾丸一郎さん)を勘当。
長男も自宅横に小屋を作って引きこもり。
全く働きもせずに、隣の実家からお金・飯を借パクしながら
母親の好きだった丹頂鶴の保護活動に没頭。
一方の二男・哲次郎(オレノグラフティさん)はバンド活動に夢中。
そこへ、謎の女・月影千鶴子(菜月チョビさん)。
母親が亡くなった同じ沼で命を助けられた彼女は哲太郎に付ききりで
何でも言うことを聞く。

この4人のそれぞれの想いが交錯する話。

最初は結構軽い。
笑って見てられる。
けど後半に一気に重くなって、・・・・感動的なラストを迎える。

粟根さんファンですからね。
父親目線での感想。
こんだけ、頑固にしっかりしてる父親の背中みてんだから
立派な大人になれよ!!!
なに甘えてんだよー!!!な気分にもなりますが、
ま、それぞれの想いが当然あるから、人生って難しいよねぇ・・・です。

しつこいようですが、粟根さんファンですから
粟根さんメインで!

最初の登場も、チラシにもジョンレノン好きの父とあったし
予想はしていてもインパクトあり。
更に自衛隊員(辞めちゃいますが)だからなのか、
迷彩なら隠れられると思いこんでるとこ。
全然鍛え上げてしまってる体。
個性的です!

袖なしTシャツでの、腕のラインとかも素敵。
ピアノ演奏なんかされちゃいます。
「想像してみるべ♪」ってアノ曲をなまって弾き語り。
そしていきなりTシャツ脱ぎ棄ててドラムですよ。
髪振り乱してY○SHIKI様ですよ!
もう、そりゃキャーキャーキャーですよ。

全然楽器なしの哲二郎のバンド(バンドと呼べないと思うんですが・・・)と
フェスで闘うって。
だって、ドラムのみと楽器なしのバンドっすよ?
なんでフェスに出られる???
その辺は「気にしない」方向ですか?
ま、そんなコトは気にしないコトにして
ドラムがステージ後方ではなく前面にある!
これって私はライブ&コンサーとでもあまり体験したことがないので
ドラムって近いと、こんなに迫力あるんだ!!!って普通にびっくり。
あと、せっかくドラムが生演奏なんだから
誰か、ギターとかベースとか生で弾いてよー!と思ってしまう。
今回の生演奏は基本管楽器。弦楽器がないのでドラムが浮いて見える。
勿体ないよー!!ってのは我儘でしょうか?
ギター入ると、やっぱりそっちがカッコよく見えて
粟根さんのドラムが目立たなくなる???うーん。
そんな勝手なコトも考えたり・・・です。

そして!物語はビックリ展開。
朝方になるとドレスを着て鶴に餌をやる女が出る。
声をかけると泣きながら地面を這って逃げるので誰も顔を見たことがない
「ホームレスヨーコ」

屋根の上に現れた姿。ロングへアーで顔が隠れても顎のラインでバレバレ。
その上、餌をまくお手手が奇麗で、も~粟根さんったら~です。

しかーし!その程度では終わらない。
自衛隊を辞めてからは、実は道路工事のバイトで生計を立てていると
言い張っていた彼の仕事は「売れないゲイボーイ」だと
ホームレスヨーコ姿のワンピースの裾をまくりあげて告白。
パンティー!ですよ
うわぁぁぁぁぁー!!!ですよ。
視覚の暴力です。
地雷を踏んで左足が義足。そんな体で稼げる職業。
重い告白されてもパンティー姿ですよ。
体引き締まってる~なんて状況じゃないっす。
そのまま、格闘シーンに突入。
かなりスピード感&迫力のある格闘シーン
ですが、ワンピなので、パンティーが・・・・
もう、チラリズムと言うより、うわあぁっです。
もちろん目は逸らしませんけどね。
でも、いいシーンなんですよ。
物語としては凄くいいシーンなんです。
母親が横で生歌。「ラヴ・イズ・オーヴァー」
父親が、頑張って、妻を守れず殺されてしまった事。
一人で必死に、彼なりに子供を想い、守ってきたこと。
一気に感動です。パンティー丸見えですけど

最後はダメな息子の代わりに・・・・の父親。
こんな父親なんだから、もっとしっかりしろよ息子!!!!
頼むからちゃんと生きてくれよー!

そんな願いと、鶴の恩返しとなお話。

いつも以上に粟根さんファン目線のみの感想でした。

メモ
公演時間:約2時間10分