今回は「イキウメ」劇作家・演出家の前川知大さん。
私は昨年上演されたチーム申「抜け穴の会議室」しか知らない。
そんな、未熟者でも、好奇心で参加してきました。
抜け穴での私の感想は、生と死の「間」が妙に共感でき、
そんなもんなのかも・・・・と思うような作品だなぁ~でした。
会見前に少しだけ見せて頂いた過去公演のDVDも同じように
前川さんはオカルトというか、SF(少し不思議の方)の
生きる・死ぬをテーマにした作風。視点が面白いです。
ありふれた日常といか、普通の現実描写のなかなら、
少しづつ、不思議ワールドに引き込まれいく感じ。
良く分からないオカルト(?)な世界でも、なんかそーゆのってあるかもな~って
思っているうちに引きずり込まれて行く感じかな。
ご本人は霊感とかないけど、樹海とか廃墟には行ってしまうそうです。
怖いもの見たさ&好奇心が旺盛な方なのですね。
怖いから、怖いもの見たさで行く。けど霊感はないので
どーということでもなく・・・・
逆に霊感があったら、こうゆう作品は書かないだろうと。
宇宙人も見てみたいそうです。
でもコミュニケーションをとるのではなく、
牛を切り刻むところを見るとか、傍観者的な「見たい」だそうで。
ここでも、なんとなく、「あ~・・・」な感じ。
何となくニュアンスが分かる。すごく普通のありふれた感覚。
それを作品として表現できるって凄いと思いました。
次回作「表と裏と、その向こう」は
時間を切り売りするお話。
「死んだ時間」とは何か?と。
なかなかシュールで面白そうだと思いました。

イキウメ旗揚げ前はサラリーマンだったそうです。
でもスキンヘッドにあごひげ。
普通のサラリーマンではない・・・・・
◎東京公演:7月2日(水)~6日(日)紀伊国屋ホール
◎福岡公演:7月12日(土)・13日(日)西鉄ホール
◎大阪公演:7月18日(金)~20日(日)HEP HALL