小6受験生に、
「推理と試行」の単元を教えています。

その中に「うそつき問題」があります。

こんな↓問題です。
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三人兄弟 A、B、Cのうち、
2人は正しいことをいい、
1人はうそをついています。

     A「わたしは長男です。」
     B「わたしは長男ではない。」
     C「わたしは三男です。」

うそをついているのはだれですか。
また、長男はだれですか。
A,B,Cで答えなさい。
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こういう問題は場合分けし、
表で整理して解きます。

 

(1)Aがうそつきだった場合
     A「わたしは長男です。」←長男ではない
     B「わたしは長男ではない。」正しい
     C「わたしは三男です。」正しい

 
長男がいなくなってしまいます。
これはダメ

 

(2)Bがうそつきだった場合
     A「わたしは長男です。」正しい
     B「わたしは長男ではない。」←長男です
     C「わたしは三男です。」正しい



長男が二人になってしまいます。
ダメですね。



(3)Cがうそつきだった場合

     A「わたしは長男です。」正しい
     B「わたしは長男ではない。」正しい
     C「わたしは三男です。」←三男ではない


Bが三男で、Cが次男になり
ツジツマが合います。

うそをついているのはCで、
長男はAです。


実際の試験では表は1つだけ描き、
×
書いては消し書いては消しをします。


試行錯誤しながら
すばやく情報処理をしていく。

これって、
大学入学共通テストみたいですね。

こんなことから、
共通テストは、中学受験をした人に有利だ
と言われています。
 
 
 

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