12月から

喉(のど)の調子が悪いです。

主症状は取れたのですが、
痛みが残り、痰の絡みなどがあるため、
総合病院で精密検査しています。

重大な病気ではないらしいので、
安心はしていますが…。





そんなこともあり、
最近は医療についてよく考えます。

特に医学部に関して、
以前から不思議に思っていることがあります。


埼玉県には、

国公立大の医学部がないのです。

そのせいか埼玉県は、

人口10万人当たりの医師数

全国最下位です。


この医師不足を解消するため、
埼玉県立大学医学部を作るべきでは。



               埼玉県立大学(wikipediaより)


この問題を、
医学部(医学科)をめざす高校生の立場から
掘り下げてみます。

千葉県と神奈川県、茨城県、群馬県には、
国公立大の医学部があります。

千葉大横浜市立大筑波大群馬大です。

これらの医学部の合格者は
地元の生徒が多いです。

以下、
youtubeのTAKチャンネルから。

千葉大医学部(2021年)
 東京70 、千葉30  、神奈川9、
   埼玉4

 

横浜市立大医学部(2021年)
  神奈川40 、東京30 、埼玉3、
    千葉1

筑波大医学群(2021年)

   東京41、茨城30、神奈川12、
   千葉12、埼玉7

  
群馬大医学部(2021年)
    群馬37、東京24、埼玉16

    神奈川8、千葉8

この4つの医学部は、
普通の高校生
一所懸命に勉強すれば入れるレベルです。

しかし、
埼玉県(富士見市)から通うのは難しい。

       

埼玉県(富士見市)から通いやすいのは、
東京大東京医科歯科大です。

しかし、この2校は

普通の高校生にはハードルが高すぎます。

じっさい、
埼玉県内の高校からは、
ほとんど合格できません。

東京大理科3類(2023年
    東京34、神奈川9、千葉2、埼玉1

東京医科歯科大医学部(2021年) 
    東京69、千葉8、神奈川3、埼玉0


それでは
埼玉県内の高校生は
どこの医学部
に進学するのでしょう。

じつは、
全国に散らばっているのです。

以下は2023年春
埼玉県内の主な高校
国公立大医学部(医学科)への進学状況です。

(各高校のウエッブサイトから)

浦和高校(16)
  筑波大3、千葉大1、山形大3、旭川医大1、
  群馬大1、新潟大2、富山大1、愛媛大1、
  琉球大1、福島県立医大1、名古屋市立大1、

 

大宮高校(11)

  東北大1、秋田大1、群馬大2、千葉大1、
  東京大1,医科歯科大1、新潟大1、宮崎大2、
  福島県立医大1


浦和第一女子高校(6)
   弘前大1、山形大1、群馬大1、新潟大1
   富山大1、浜松医大1

川越女子高校(4)
   群馬大1、岐阜大1、秋田大1、徳島大1

川越高校(3)

   弘前大1、千葉大1、信州大1

栄東高校(21)
 千葉大1、横浜市立大1,筑波大3、新潟大2,
 金沢大1、群馬大3、浜松医大1,富山大1、
 福島県立医大3,秋田大2,山形大3、


この生徒達が、
地方の医学部に行かざるを得ないのは、
埼玉県に国公立医学部がないからです。

 

もし、埼玉県立大に医学部があれば
この中から30人ぐらいは合格しそうです。

これらの高校が、
埼玉県立大医学部対策の補講をするはずなので、
30人ぐらいの合格者は夢ではありません。



       


埼玉県内の医学部を目指す生徒は、
地方のオープンキャンパスへ行くのにも
多額の交通費宿泊費が掛かります。

受験しに行くのにも、

多額の交通費宿泊費が掛かります。

合格して進学した後も、
多額の交通費アパート代などが必要です。

埼玉県内の医学部志望の高校生は、
とても大変です。


この生徒達に
過剰な負担をかけないためにも、
埼玉県に国公立大の医学部が必要です。

埼玉県に国公立大医学部があれば、
自宅から通えます。

こんな高校生のためにも、
埼玉県立大学に医学部を新設してほしいです。

 


【参考】

 

 

 

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