前回の記事の続きです。
以前、こんな記事↓も書いています。
中学入学の準備として、
小学校の算数で
最も大事なものを述べます。
3つあります。
(1)計算力
(2)割合
(3)速さ
それぞれ説明していきます。
(1)計算力
とにかく一番大事です。
そして小数と分数の計算力が必須。
中学入学後すぐに
正負の計算を演習します。
文字式の計算でも小数・分数。
方程式でも小数・分数。
小数や分数の計算が苦手だと
中1の最初から躓(つまず)いてしまいます。
(2)割合
連立方程式の利用(文章題)で、
割合が苦手な中2生が多いです。
・男子の50%と女子の60%は…
・シャツは値札の20%引き…
・13%の食塩水を200g作ります…
これらの問題は
割合(%)が分からないと解けません。
また、
割合(%)は理科でも出てきます。
中1理科の質量パーセント濃度(%)
中2理科の湿度の計算。
割合(%)では、
小数や分数の計算が必須です。
小学生のうちに、
小数・分数の計算力を付けたい。
また、
割合は社会(地理)でも使うのです。
グラフを読み解いて正誤を判断。
以下は茨城県の入試問題。
↑イの選択肢は
以下のような計算が必要です。
(110.3−87.5)÷ 110.3 × 100 ≒ 20.1%減少
よって、イの選択肢は「正しい」。
(注)概数にし、計算も簡略化すると楽。
88÷110=0.8 約20%減少
社会(地理)の入試問題ですが、
割合の知識と小数の計算が必要なのです。
(3)速さ
中1の方程式の利用(文章解)では、
速さの問題がよく出題されます。
速さ・時間・道のりの問題
もちろん、
中2の連立方程式の利用でも頻出。
中2の関数の利用でも、
グラフの読み取りとして
速さの問題は出てきます。
また、
中3の二次方程式の利用でも、
動く点の問題として出てきます。
さらに、さらに、
速さの問題は理科でも頻出です。
中1理科の音の速さの問題。
速さの問題はとてもとても大事。
ここで、
速さの問題を解く時に
みはじを使う中学生がいます。
こういう↓やつです。
これは、使わない方がいいです。
速さの意味がしっかり分かれば、
使う必要がありません。
速さの意味を理解すると、
以下は、すぐに出ます。
時速4kmで3時間歩くと12km
300kmを時速60kmで走ると5時間
中学生は
みはじを使わずに
速さの問題を解いてほしいです。
以下、
今回の記事のまとめ。
中学入学までに、
しっかり身に付けたいもの3つ。
(1)小数や分数の計算力
(2)割合(%)
(3)速さ( 「 みはじ 」 は使わない )
この3つは
数学でも理科でも、
とてもとても大事です。