世界各地の、
季節ごとの太陽の動きは、とても興味深いです。
中学入試にも、
高校入試にも出題される重要分野。
今回は、北極圏の太陽の動きを、
簡単に解説してみます。
まずは天球図。
プラネタリウムのスクリーンだと思ってください。
南・東・西・北と書かれている、
楕円に見える部分が地平です。
地平の真中が、観測者の位置。
地平の下は、観測者からは見えません。
北緯と北極星☆の傾きは同じです。
北緯45度だと、北極星の傾きも45度です。
赤い道筋 が 夏至の日の太陽。
緑の道筋 が 春分・秋分の日。
青い道筋 が 冬至の日。
北緯66.6度以上を、北極圏と呼びます。
まずは北極点(北緯90度)の太陽の動き。
北極星の高度も90度です。
天球図は以下になります。
(見やすくするために、観測者を、手前に寄せています)
北極星☆が、真上(頭上)にありますね↑。
北極点では、春分秋分の太陽は、
地平線上を一周します!
夏至の太陽は、
高度23.4度を一周します!
冬至の太陽は見えません。
つまり、1日中、真っ暗です。
極夜(きょくや)ですね。
次は、北緯66.6度の太陽の動きです。
北極星の高度も66.6度。
夏至の太陽は、1日中、沈みません。
白夜(びゃくや)です。
北緯が66.6度以上(北極圏)では、
白夜の日の深夜0時、
北の空(!)に、
真夜中の太陽を見ることができます。
真夜中の太陽(ノルウェー マジェロヤ島)
神秘的で、ロマンチックですね。
理科は本来、
神秘的でロマンチックな教科なのです。
神秘的でロマンチックな塾
個太郎塾鶴瀬教室