最近とある有名人の方がお亡くなりになられました。
色々な記事に壮絶なリハビリを頑張っていたと書かれてますね。
痛みを我慢しながらの壮絶なリハビリ・・・
壮絶なリハビリってどんな事を想像しますか?
人によって思いつく事は違うと思いますが。
実際にはかなりキツイ筋力トレーニングなどをしている事が多いようですが・・・
脳血管障害を一度でも経験された人の体はある程度脳や内臓自体にガタがきている場合がほとんどですよね。
いくら治療して容態が安定したからと言って体質そのものがすぐに変わるわけではない。
そんな中、ハードな運動を続けたらそりゃ心臓にかかる負担はかなりなもんだと思います。
筋トレって、運動でもそうですが乳酸が溜まりますよね?その乳酸は肝臓や腎臓で処理されます。しかし、処理しきれなかった乳酸はいずれ体を酸化させます。運動自体血管に負担をかけますし、血液がドロドロなら尚更です。
そもそもある程度の健康体であれば処理能力も高いでしょうが、脳、心、肝、腎など、なにかしら問題がある人であれば処理能力自体低いと思います。
そして酸化していった体は錆びていずれガタがきます。体が酸化するわけですから、全身に影響が及びます。
動脈硬化もひどくなります、筋肉もボロボロになります。
運動やトレーニングは100%安全なものではなく、どれだけ慎重にしても少なからずリスクは伴うものです。
今書いたリスクなんてほんの一部です。
有名人が亡くなられた事による影響力はとても大きいです。実際に多くの人がショックを受けた反面、勇気をもらったでしょう。
しかし、勇気をもらったからと言って無理な事はしないで下さい。
多分またしばらくの間、リハビリはきつい、きつい位頑張らないといけない、痛みがあっても我慢しなきゃいけない。これがリハビリの全てだと
間違った認識が広がると思います。
個人的には昔からの喫煙歴や生活環境を聞いて、さらに2度の脳梗塞になった時点で、限界を超えるトレーニングに対し、命を失うリスクがあると言う事を誰も教えてなかったのか?という点が一番気になります。
本人が自分が万が一死んでもいい、それでも復帰したい、勇気を与えたいと言っていたのであれば仕方ないかもしれません。
ただ、死んでしまうより、生きて何かを伝えて欲しかったと思うのは個人的な考えを押し付ける事になるんでしょうかね。
過酷なトレーニングがすべての原因とは言えませんが、体にかかってた負担はかなりのもんだと思います。
テレビの影響力って良くも悪くも大きいんですよ。
多分これからあの人が頑張ってる姿を見て勇気をもらったから、私も頑張る!と言う人が増えると思います。
頑張る事自体は間違いではないですからね?頑張って何かを継続できる人はすごいと思います!
ただ!頑張ると言う事はなにかしらのリスクが生じる事を忘れないで下さい!まずは自分の体がどこまで許容できるのか自分と向き合って下さい!
治す事も大事かもしれませんが、再発予防だって大事です!
頑張るにしても自分の体に合った方法を選んで下さい。一歩間違えると最終的には自分の体を痛めつけることになりますからね。