普段わりかし適当にのらりくらりとしてますが、人と話す時に気をつけているポイントが3つあります。

利用者さんに何かをしてもらいたい時に意識している事ですが


①アドバイス


②意見


③指摘




この三つは自分の中で似ているようで似ていない事であり、気をつけないといけない事だと思ってます。


3つともこちらからの発言になることが多いですが、病院でも在宅でも主に③の指摘をしている事が多いように思います。


指摘というのは基本的に否定形で、それは違いますよ、こうして下さい、それはダメです、いけないでしょ、などなど。


いわゆるこちらからの考え、感情を、理由なく一方的に伝えているような感じですね。



自分の意見を言う事が大事!という考えがありますが、それは大事です!


ただ、意味を履き違えて意見を行っているようで指摘ばかりしてしまっている場合が多い。


意見というものはお互いの考えを聞いて歩みよるもの。自分はこう思うけど相手の話も聞く事が必要になる。



指摘とは全然違いますよね?



そして指摘とは、自分の価値観によって変わるものであると思います。その人が常識だと思って指摘した事も、相手にとったら常識と思ってない場合もある。価値観の違い、考え方の違いです。



この世の中に、100%正しい事の方が少ないと思います。それは違うでしょ!って頭ごなしに言っても、本当にそれが違うかなんて確証はない。今まで経験してきた事によって、人それぞれ考え方が違うから。


極端に言うと、二人で暮らしていて、賞味期限が切れた食べ物があったとします。


今まで賞味期限切れの物を食べてお腹を壊した経験がある人は、賞味期限切れた物なんか食べたらダメ!と言う。もう一人は賞味期限切れの物を食べてもお腹を壊した経験がないと大丈夫だよ!と言うでしょう。



経験してきた事で考え方も変わります。だから、意見の意味を履き違えて指摘ばかりしていると上手くいかない事もあるし、反感を買う事にもなったりします。



アドバイスは聞かれた事に対して答える事がほとんどなため、相手とのキャッチボールができますよね。意見も考えを交じえるため、相手とのキャッチボールができます。

しかし、指摘だけはキャッチボールができない事が多く、一方的に伝えて終わりな事がほとんどです。



指摘をするのであれば、それなりの理由も必要です!こういう理由があるから、それは違うんですよ!と。


運動方法を伝える時も、こんな理由があって、体に悪いからその動き方はダメなんですよと理由を添えて言うべき。


ただ漠然と、動かないといけないですよ!寝てばかりじゃダメですよ!なんてのはただの指摘になります。


動かないといけない、寝てばかりじゃいけないのはこちらの都合でしかなく、相手にとったらそんな事関係ないんです。相手にも動きたくない理由があり、こちらにも動いて欲しい理由がある。お互い理由があるのなら、必要なのは指摘じゃなく、考えを交じえる意見ではないんでしょうか?


この三つを間違えていなければ、後は相手の話を聞いていればなんとかなる事が多いような気がします(*´-`)


あ、これはあくまでも自論です٩̋(๑˃́ꇴ˂̀๑)笑