花は吉野に止めを刺す | 生き残りの私の呟き

生き残りの私の呟き

自死遺族の私が
笑って過ごす
。:+((*´艸`))+:。
ソロ活動ブログ

12月。

あしなが育英会。

レインボーハウス。


最寄り駅は

高幡不動。


新撰組。土方歳三さん

ゆかりの地となります。





親を亡くした子どもたちの

クリスマス会に

ファシリテーターとして参加しました。


詳細を綴ることは

できませんが。


冷静に。

淡々と。


取り乱すことなく。

表情を変えず。


親の死を語るのです。


親の死は。


私もそうであったように。


子どもを

大人にしてしまうのでしょうか。

大人にさせられてしまうのでしょうか。



何十年ぶりかに

子どもたちと

ドッチボールに興じました。


投げれない。

受け取れない笑い泣き


自分の身体能力の衰えを

痛感させられました。


逆上がりも。

でんぐり返しも。

逆立ちも。

できたのに。


跳び箱だって跳べたのに。


側転だって。

できたのに。

今やったら手首折りますチュー


大人になったら。

何でも

できると思っていました。


大人になったら。

できなくなってしまうことも

あるのですね。


なにが足かせになり。

躊躇させてしまうのでしょうか。



国内外を問わず。

沢山のクリスマスプレゼントが

子どもたちに届けられていました。


プレゼントが入った

大きな袋を背負って

帰路に着く小さな後ろ姿。


君たちが

サンタクロースみたいだったよ。


私が思っていた以上に。


自死と呼ばれる形で

親を亡くした子どもが

多かったことを

したためさせて下さい。


この日の夜。

両親の夢を見ました。


2人が現れる。

珍しい夢でした。


父親は42歳。

母親は74歳。

その当時の姿で。


ふたり並んで笑っていました。


ただ。笑っていました。





私が。

私を売って

手に入れてきたものは。


簡単に手に入り

すぐに壊れるオモチャばかりだった。



天罰覿面(てんばつてきめん)
天網恢恢(てんもうかいかい)と
申すではないですか。

天の配剤。
善には善果。
悪には天罰。

悪事を働いてきたのは
私なのに。

なぜ私の家族が
このような形で
この世の終わりを迎えたのでしょう。

私に。

死と呼ばれる
一世一代の機会を遺して。

クリスマス。
横浜駅は人で溢れていました。

この日。
2件の人身事故で
電車が遅延。

天色の空に。

もうすぐ満月を迎える
月白(げっぱく)の月。

気づいた人は
どれだけいましたか。


「止めを刺す」
2度と立ち上がれないよう。
完全に息の根を止める。


どのような形であれ。

その刻は。

花は吉野に止めを刺す
心づもりでおりますゆえ。

あの時。
私に止めを刺さなかったことを
天は後悔するやもしれません。

2023年。12月31日。
仕事を終え
徒歩30分の帰路。

向かい側に。
腰の曲がった
とても小柄な
高齢の御婦人が目に留まりました。

案の定。
道を尋ねられ笑い泣き

そこは
私が家族と暮らした団地。

今きた道を一緒に
引き返し。

網膜の手術をして
夜間は景色がよく見えないこと。

行き先の違うバスに乗ってしまい
そこから
ここまで歩いてきたこと。

「息子に怒られてしまうわ」と
笑っていました。

迷わない場所まで
御一緒させて頂き

小さな後ろ姿を見送り。

1年の締めくくり。
最後に
会話をした人。

月が随分と
遠い位置にあった夜でした。

お母さん。

時々。

彼方の世界のものが
此方の世界のものの
肉体を借りて
戻ってきたような錯覚に
陥る巡り合わせがあるのです。

あの時。
私は。

母親の後ろ姿から
目をそらしました。

最後まで読んで頂き
ありがとうございます照れ

他者に降りかかる
災いと呼ばれるものを
目の辺りにすることでしか

自分に在る幸せに
気づけないのであれば。

それもまた。
罪作りなことでもあるのかもしれません。

私は今
その場におりません。

渦中にいる方々にとって
どんな言葉かけも
虚しく空を切る。

この場で。
自分の姿勢は崩さず。

今年初踊りチュー
髪振り乱し走り回った年末年始。
1日に何十回。
きな粉の場所を尋ねられたことでしょう笑い泣き