長男が闘病中に志村さんが送って下さった動画です。(静止画で抜粋してあります)
優しく励ましの言葉をかけて頂きました。

息子が闘病中、頂いたDVDやこの動画がどれほど私達親子の支えになったか分かりません。
息子は志村けんさんが大好きで、退院したら舞台にも招待して下さるとおっしゃって頂き、それを励みに治療を頑張る事ができました。
残念ながら息子は天国へ旅立ってしまいましたが。


志村さんが亡くなった事が信じられないです。
とても衝撃を受けました。
悲しいとしか表現できません。
ずっと感謝の気持ちは忘れません。




夕食時、娘と長男の話しになり、
娘が
「〇〇(長男)がオラがもし死んだら、普段はルールを守るけど、子供だから生まれ変わる順番の列に割り込ませてもらう。
って言ってたよ。生まれ変わる順番を列に並んで待ってると思っていたなんて、おかしいね。」
と言ってきました。

実は私も夢なのか妄想なのか、大人がたくさん並んでいる列に長男がいて、優しそうな女性の声で、『あなたは子供だから、先に行きなさい』とそっと肩を押してくれた光景を見たような気がしていたのです。

霊感とかスピリチュアル的な事は一切信じていない私ですが、不思議なものです。


時々、長男宛ての手紙というか、ダイレクトメールが届く。

業者さんはどこからか名簿などを入手して、大量に郵送しているのだろうけど、戸籍からも抹消されてしまった長男の名前を新たに目にするのは、ほんの少しだけ嬉しいような気がする。

今日届いたのは、自動車教習所からのダイレクトメール。
元気ならば18歳。高校3年生。ある程度進路も決まって、夏休みは教習所に通っていたのかな?
自転車でも通える所に教習所はあるけど、夏の暑さが心配で、きっと車で送り迎えをしていたかも・・・なんて思ったり。

きっと、子供を亡くした親であれば、そのようなダイレクトメールに複雑な心情になるかもしれない。
私も息子を亡くしてすぐの頃は、人の家の状況も知らずにこんな物を送りつけてきて不謹慎だと憤りのような悲しみのような感情が込み上げた。

最近、偶然に『お子さんは何人?』と聞かれる事がたびたびあった。
『2人』と答えるのは息子の存在を自ら消してしまうようで抵抗があり、一瞬言葉に詰まりながらも『3人』と答える。


今は息子の名前が機械的に印字された郵便物ですら、息子の生きた証のように感じる。