人間は葦にすぎず、自然界で最もか弱いものだが、彼は考える葦である。全宇宙が彼を打ち砕くために武装する必要はない。彼を殺すには水蒸気、一滴の水で十分だ。しかし、もし宇宙が彼を押しつぶしたとしても、人間は彼を殺したものよりもまだ崇高であろう。なぜなら、彼は自分が死ぬことと、宇宙が彼よりも優位に立つことを知っているからだ。宇宙はこのことを何も知らない。私たちは思考によって自らを高めなければならないのであって、私たちが満たすことのできない空間や時間によって高めてはならない。これが道徳の原則である。 - ブレーズ・パスカル(1623-1662)