昨日は、19時から始まる劇団の観劇前に、劇団のスタジオの女性メンバーと某大学の女子大生と下北沢のカフェで一時間ちょっと話をしました。女子大生も演劇経験者。二人とも清楚で、美しい女性。いや~考えられないね、ホント。。。一年前は会社の40過ぎの、毛が頭のサイドにしかない、たとえれば、横山ノックのような頭をした、しかも耐えがたい体臭のおっさんと仕事終わった後飲みに行くのが関の山だったからな笑まあ、このおっさん、性格がとてもやさしい人だったので、仕事の疲れやうっぷんを癒してくれた人でしたが。
が!やはり女性と接するということは全然違いますな。自分のたたずまいってやつを考えさせられます。特に、外見的でも内面でも清楚な女性だと、どうしようもないくらい、自分が汚らわしい動物のように思えて、どう存在すべきなのか、わからなくなり、ただヘラヘラおっさんになるのです。ありがとうございます。人間になります笑
話は、お芝居の話へ・・・どんな流れか忘れましたが、舞台に上がる前の準備についての話になりました。僕も偉そうにそんなことを語るようになったのか・・・先輩方すみません笑。僕たちの劇団では、スタニスラフスキーシステムにのっとって、舞台の1シーンを演じる前に、シーンと似た状況を、自分の経験から思い出して自分の身体、神経に影響を与える作業を行います。そして、僕は、渡部氏の俳優演技の研究会の「想像力」というトレーニングで、毎回色々なことを実験しています。俳優がなぜイマジネーションの訓練をするかを、渡部氏は、シーンと似たような過去の経験のイメージと関係性を作ることで、虚構の世界から真実の世界へ移行できるのだと説明しています。で、問題は、俳優のパフォーマンスの結果としては、イマジネーションから気分や感情を得たいわけですが、そのために、イマジネーションの中の対象、人、空間、ものにどのように働きかけるのかということ、そしてその逆に対象からどのように働きかけられていたかを思い出すかということです。今までは、外的な方法、相手をなぐったり、キスしたり、抱きしめたりすることに頼っていました。が、内的な方法もイマジネーションの中で試してみたいと思いました。たとえば、好きな子に思いを伝えたいとき、いきなり抱きしめたり、キスしたり恥ずかしくてできないから、心の中で「君のことを愛している」という考えをもって、伝わるように働きかけることってありませんか?また、相手は何を考えているのだろうといろいろと観察すること(これは今までもよくやってきましたが)も内的な方法といえるかもしれません。日常生活の中で、内的な方法で対象に働きかけている時の観察も必要かもしれません。明日は研究会。外見的な行動を封印して、すべて内的な行動で相手に働きかけて、どんな気分、感情が生まれてくるか観察してみても面白いかも。記憶やイメージの研究は、ぜひまとまった時間をとって研究したい。そんなことを、下北沢のカフェで話したことを通じて思ったのでした。
それにしても大変驚いたのは、何もしらないはずの女子大生が「自分がイメージしている状況の中にいる人が何を感じているのか、その空気を読もうとしてみる」と勘の鋭い意見をいったことでした。天才女優になるかもな。
今のうちにサインもらっておかなければ笑
想像力