見えない事・理解できないことが多くなると、頭がもやもやして苦しくなることが、どうやら、僕の生涯の病らしい。しかし、そのような形で自分に起こる現象は、より見ようとすること、より理解しようとする力に変えられると考えたい。自分の生活の中に起こる現象、自分の周りに起こる現象を、丹念に客観視しながら、自分の記憶の中に積み重ねていく。それでも全てを明らかにすることなどできないだろうが、少しは何かの足しになりそうだ。暗中模索しながら、頭の中で「ゆっくり、あせらず、おち着いて」を繰り返す日々だ。時間という概念を、極力頭に置かずに生きていければ幸せだと思った。