30代の皆さん(とその他の皆様方)に、前回に引き続き商品の選択について掘り下げていきます。

 前回は証券口座の開設についての話でした。今回は、開いた証券口座で実際にどのような商品を購入するかを書いていきます。

 

 以前に、積立て投資と、インデックスタイプの投資信託をおすすめしました。具体的には、下記の用な商品になってきます。

 

・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

・〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド

 

・V・全米株式インデックス・ファンド(楽天・SBI)

 

・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

・SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

 

それぞれ、「全世界株式」「全米VTI」「S&P500」に連動した価格設定となるよう商品化された投資信託で、手数料の比較的抑えられた商品となります。

 

 ここでは、積立て投資の柱となる投資信託として挙げているため、日本の投資信託等は含まれておりません。おおよそ取引のできる株式の60%がアメリカの株であり、日本の株は全体の6~7%です。積立投資に選ぶ金融商品は、基本は裾野の広い、幅広い株が組み入れられたものを選ぶようにしましょう。

 「全世界株式」は文字通り全世界(ニッセイ版は日本除く)、「全米VTI」は米国5000社を分割して保有、「S&P500」はアメリカのS&P500指数に組み入れられた500社を分割して保有するのと同じ効果があります。それぞれ、挙げた順番に値動きがマイルドであると考えてください。

 

 証券口座を開き、商品を選ぶところまで話してきましたが、商品を積み立て始める前にNISA等について説明しようと思います。また次回に。