ウイスキーの味を覚えた横柄な成金がYouTubeで言いそうなこと


『この前、バーに行って、ウイスキーうまいと思ったわ。もっとええの飲んでみたいと思って高いのを買うことにしたわ。高いの。高かったらうまい確率が高いからとにかく高いの。高いのを。ネットで調べたらどうやら、ロイヤルハウスホールドというのがよさそうです。4万近くするねん。そらうまいやろ。ということで飲んでみたいと思います。あっうまいわ。やっぱうまいなウイスキー。』




以上



実際にはロイヤルハウスホールドより遥かに安くて美味しいウイスキーもたくさんある。


ブレンデッドとして、ロイヤルハウスホールドは素晴らしいでしょうが、この架空の成金は、個性豊かなシングルモルトに出会う機会を逃しているわけです。


金はいくらでもあるから、高いものという視点でよいものを手に入れようとする。


ウイスキーの魅力をじっくり調べたり、そういうこともしない。


バーテンダーに好みを把握してもらい、自分にあったウイスキーと出会う。


そんな機会を逃してしまう。


じっくり時間かけて、最高のウイスキーの出会おうとするのではなく


高いの!

高かったらうまい確率が高い!


と思って、機会を逃す。


金持ちほど、こうやって、物の良さに出会えず、味わえない。


様々な蒸留所の原酒をブレンドするブレンデッドウイスキー


1つの蒸留所の原酒をブレンドするシングルモルトウイスキー


それぞれに良さがある


個性が強くなるのは、シングルモルト


うまくまとめているのがブレンデッド


高いの!

高いやつ!

金はあるから!


という考えでは、たどり着けない。


ロイヤルハウスホールドだけが、素晴らしいウイスキーじゃない。


横柄な成金はそこに気づかない。