劇団花吹雪公演
本日の演目は「喧嘩屋五郎兵衛」
このお芝居は以前から見てみたかったんで、花吹雪さんで見れて嬉しかった♪
お祭りに来ていた大店のお嬢さん(彩夜華さん)と女中おまつ？が絡まれていた所を
五郎兵衛親分(春之丞座長)に世話になってる伊之助(京之介座長)が助ける。
伊之助がおまつに名前を聞かれ、「喧嘩屋五郎兵衛の…」と言いかけたところで、
おまつが早とちり。
伊之助を五郎兵衛親分だと…。
後日、五郎兵衛の所に八百屋の藤助(愛之介さん)が訪れ、
大店のお嬢さんが、あなたに惚れて嫁にして欲しいと言ってると伝える。
本当なのか、間違いないのかと五郎兵衛。
ええ、絶対に間違いありません、もし間違いだったら首を差し上げますと藤助。
よし分かった、それならばこんな嬉しいことはない、藤助さん是非この話を進めてくれと五郎兵衛。
喧嘩屋五郎兵衛、思いもかけない出来事に、大いに喜ぶ。
結納金を持参する役を伊之助がかってでる。
伊之助が先方を訪れ、おまつに五郎兵衛からの結納金を渡す。
あなたが喧嘩屋五郎兵衛親分でしょうとおまつ。
私は喧嘩屋で世話になってる伊之助です。
問答の末に勘違いした事に気づくおまつ。
そこへお嬢さんがやって来て、伊之助を奥へ連れていく。
おまつは藤助に事の顛末を話、死を覚悟で間違いでしたと五郎兵衛の所に話に行けと…。
私は後家になって、若い男と所帯を持って幸せになるから心配するなとおまつ。
ここが１番の笑いどころ。
この女優さん、お名前がわからないんだけど、老け役も上手いし好きやわぁ。
五郎兵衛一家では、仮祝言の支度も済み親分衆も集まっている。
藤助の来るのが遅いとイライラする五郎兵衛。
そこへ酔っぱらった藤助が…。
縁談は人違いでした、だれが人間三分バケモノ七分の男に惚れるか…
首でもなんでももってけ泥棒(とは言ってませんが)
酔いを借りてのやけのやんぱち。
怒り怒髪天の五郎兵衛が切り殺そうとする所に
伍代さん扮する兄貴のあさひな？(んー聞き取れなかった)
ここから伍代さんの独壇場。
長台詞。
五郎兵衛が顔はこんなだが心根の良い奴、何故顔に傷が出来たのか、
顔の傷ゆえに女房を貰う事すらしなかった話から
切々と語る。
五郎兵衛にここは堪えろと…。
泣いた泣いた
が、五郎兵衛の怒りは収まらず、止めに入った子分のげんじ？(つかさちゃん)を切り、乗り込んでいく。
伊之助とお嬢さんが一緒にいるところを見ると余計に怒りが爆発。
伊之助を切ろうとするところにおまつが…。
藤助が責任を感じて自害したと…。
それを聞いて五郎兵衛は思いとどまり、
伊之助とお嬢さんの手を取り、二人を行かせる。
ここまででも
五郎兵衛が、可哀想で泣けて泣けて仕方がないのに、追い打ち。
藤助の死を知った五郎兵衛が腹を切る。
なんて切ない話なの…。
また思い出して涙が出るわ。
やっぱりこう言う重めのお芝居は良いね。
また見れる日を楽しみにしています。
お芝居後の口上は京之介座長
お話が楽しかった。
特別ゲストの碧月心哉座長が熱中症で倒れお芝居の稽古に参加出来なかったそうで、
舞踊の時には「熱中症」と声かけろ…と
京之介座長の笑顔はホッとします
つづく
