小太郎も我が家での生活にすっかり慣れ、穏やかに楽しく過ごしています。
我が家に来た時からとても元気で、ずっと一緒に住んでいたかのように落ち着いていました。
よく遊び、よく食べ、よく出し(笑)、よく寝る子で、比較的順応性は高い方だと思います。
時々ふとした仕草や寝顔を見ていると、昨年の春に亡くなった先住犬の『もも』を思い出します。
少し先住犬の紹介をしますね。
彼女は17年半もの長い間、家族の一員として共に過ごしていました。
今から約18年前、家の近くの道路の真ん中で、怖くてうずくまっていたところを、たまたま車で通りがかった兄がレスキューし、そのままうちの子として迎え入れました。
その当時はまだパピーで約3カ月くらい。
柴と何かのMIX。
彼女も小太郎と同じように、我が家に慣れるのも今思えば早かったように思います。
彼女は優しく生きてくれて、亡くなる前日にも自らの足で立ち、仕事に行く私たちの見送りと、お帰りの挨拶をしてくれました。
亡くなる日も玄関で倒れ込んだまま、私たちが帰ってくるまで頑張って、待っていてくれた『もも』。
その数時間後、私の腕の中で、家族に見守られながら虹のかけ橋を渡ったのです。
正直最期は苦しみました。
病気で苦しかったのもそうですが、たぶんもっと生きていたかったのでは…。
朝は4人そろって顔を並べ、昼間は母親の後ろをついて歩き、夜も一緒にご飯を食べ、くつろぎ、遊び、そんな私たちの生活を彼女は好んでくれました。
そんな『もも』の好きだった場所。
それはいつも『いってらっしゃい』『おかえり』のあいさつをする玄関でした。
いつ帰ってくるのか待ち遠しく、帰ってきたらすぐあいさつできるように。
小太郎も今ではなぜか玄関を好みます。
仕草もそっくりです。
時々小太郎に向かって『もも』と呼んでしまうくらい。
もしかしたら『もも』がもっと生きていたかったから、小太郎は『もも』の生まれ変わりなのかも知れませんね。
亡くなってしまっても、『もも』の姿がないだけで私たちの心の中で生き続けてます。
17年間ありがとね。
今度は小太郎もよろしくね。