だいたい半年経ったので、
いろいろ書いたものを公開します。
いつも通り、一般論なことは書きません。
---
<<産まれるまで>>
---
ブライダルチェック、行ってきた。
あくまでその病院の話として、
そんな丁寧な説明もなく案内されて、
リクライニングできる椅子と、
洗面台とウエットティッシュぐらいで、
何も用意されてなく、Wi-fiすらなかった。
尿検査みたいにカップを置いて、
スタッフとの接触もなく終了。
そう、時間はめっちゃ迷った。
ふたりのことのはずなのに、
ほとんど先生と目が合わなかった。
こっち見てたのいいとこ2割ぐらいだった。
---
両親学級もせっかくだからと行ったんだけど、
年齢的にボリュームゾーンの上の端だなって感じだった。
妊婦体験の10kgの重り、
取り外しできなくて24時間ずっと負荷がかかるとか、
体力の性差を考えるとしんどいなと思った。
---
その手のイベントというかフェアにも行った。
トークショーで尾木ママが出てたんだけど、
本当に小さかった。あのままだった。
---
---
10代の頃から付き合いのある人と会ったときに、
人の親になるなんてって言われたけど、それ自分でも思うわ。
今でも自分ができた人間だとは露も思わないけど、
いくらかは大人になれたんじゃないかと思う。
そうそう、
ライフステージ変わっても付き合いあることに感謝しつつ、
こどもの有無でうっすら疎外感があったんだよね。
でもやっと、同じ立場で話題に入れるようになった。
---
これまで、生への執着ってあんまりなくて、
いま死んでも別にそれでいいと思ってた。
(実際に危機に直面したら逃げるだろうけど)
でも、もう簡単に死ねなくなっちまったなと思った。
それが責任なのだろうけど。
そうそう、結婚のときよりずっと、
もう自分勝手じゃいられないなと思った。
チューリップの青春の影の歌詞みたいな感じ。
1つの個体としての死みたいなものを思った。
---
---(引用ここから)---
若い人にはわからないと思うだが、結婚して子供を持つことの大きなメリットに
「少なくとも子供が小さいうちは目の前の課題に手一杯になって『生きる意味』系の答えが出ない問題について考えこまなくてすむ」
ってのがあるんだよな。
from 宇佐美典也 (@usaminoriya)
---(引用ここまで)---
---
気遣いとしてさすがに色々と自重したんだけど、
我慢(納得できない状態で行動を制限されること)だった。
考えてみればこんなに我慢したの初めてかも。
今まで、天秤かけて納得して行動してたんだなと思った。
---
---
転職まで乗ったのは意図してなかったけど、
引っ越しにこどもに、人生の転機だった。
---
---
里帰り出産だったので最後は逆単身赴任だった。
人生初のひとり暮らし。
ひとりだと作為性しかなくて、
思ってもないことがまったく起きない。
予定調和しかないってつまらない。
あと、特にリモートなんてしようもんなら、
生活リズムに気をつけないとどこまでも堕落してしまう。
というか、実際に失敗して反省した。
あと、料理が好きな人にとって、
自炊の効率がめっちゃ悪くなる。
食材買うにも卵とか野菜とか、
小分けだと単価が高くなるし、
だからってひとり分には多いしでやりにくい。
さらにひとり分を作るってのもまた効率悪くて、
2人分作って2食にするとかもやったけど、
そうすると作れるメニューの数も制限かかる。
あんまり野菜を食べなくなって、
徐々に口内炎の気配を感じてたので、
慌ててトマトジュースを飲み始めた。
あとさ、他人が作ったメシはうまい。
自分のつくるご飯だと味の予想つくし、
手癖で似たような味になっちゃうんだよね。
これも作為性の話と同じ。
自分の枠の中のことしか起きない。
---
そや、twitterのひとり言が普段より多かった。
---
里帰りしたあと、
無理のない範囲で会いに行った方がいいなと思った。
シンプルに様子を見た方がいいって話もあるし、
義実家との接点を濃くするって意味もある。
あと、ひとりで暮らす側のメンタルケア。
---
<<産まれるとき>>
---
(当日)
---
陣痛が来たことは伝わってきたけど、
離れてるからどうしようもないのがしんどくて、
仕事を切り上げてとりあえず駆けつけた。
ほぼほぼ何もできなかったけど、
そばにいるだけでも意味があったと思う。
陣痛の波の合間にお腹さすってたの、
このお腹も最後なんだってのと、
こどもに会えるんだってのと、
勝手にめっちゃエモくなってた。
タクシーを見送ったあと、
深夜だったから寝たんだけど、
これ日中だったらソワソワしてただろうな。
呼ばれて病院に行ったらもう麻酔入ってて、
思ったより普段通りの様子でビビった。
最後も阿鼻叫喚なんてことはなく、
まるでエクササイズみたいな感じだった。
だからか、こっちも感情的にさらっとしてた。
そや、オペ看ってすごいなと思った。
頭越しだったから出てくるところ見えなかったんだよな。
グロでもいいから生々しいものが見たかったな。
産まれたてって肌が赤いし、シワシワなんだね。
---
(2日目)
---
小さなか弱き生命体が一生懸命に生きててやばい。
あんな小さな身体であんな大きな声出すんだと思った。
手掌把握反射で指を握られたときの多幸感やばい。
これ、我が子だから余計にそうなんだろうなと思う。
まだ慣れてなくて恐る恐る抱きかかえてたのに対して、
父親や義父はちゃんとこなれてた。
実はまだあんまり実感なかったんだよね。
お世話を始めたらなんだろうなと思ってた。
そや、出生時間とか身長体重を書くカードに、
某社のロゴがあって、商魂たくましさにビビった。
---
次の実績を解除しました。
・両親に孫を抱かせる
・義実家で妻(夫)なしで家族団欒
・義実家に泊まる
・義実家に妻(夫)なしで泊まる
---
なぜ祖母は勝手に赤子の感情をペラペラしゃべるのか。
---
---
義実家に泊まるの初めてだったんだけど、
家族の生活習慣を聞いておくの大事だわ。
あと、できるだけ顔を見せるのも大事。
---
旅行に行き過ぎて、
自分の部屋じゃない空間でくつろぐことに慣れすぎてる。
そして、どこでも寝れる。
---
そういえば、友達に報告するときに送った画像、
産まれたその日にド深夜までめっちゃ時間かけて作ったんだよね。
いつも通り、特に触れられることもなかったけど。
---
---
こどもが生まれることから連想して、
色んな曲を探して投稿したんだけど、
一番、真芯に当たったのはミスチルのHEROだった。
そして、新しい恋人達にもずっしり刺さった。
---(引用ここから)---
でもヒーローになりたい
ただ一人 君にとっての
つまずいたり 転んだりするようなら
そっと手を差し伸べるよ
Mr.Children / HERO (作詞: 桜井和寿)
---(引用ここまで)---
---
<<産まれてから>>※2ヶ月まで
---
(里帰り中)
---
お世話たいへん。
すべて受け身で即時対応。めっちゃ振り回される。
大人しく寝てるときもあるけど、
何をしても泣き止まないこともある。
鬼が出るか蛇が出るかわからない。
そして、人間というより不思議な生き物。
ピー助とかフー子とか、
のび太が拾ってきた生き物みたいな感覚。
---
飲み残しのミルクを少しなめてみた。
甘さも乳脂肪分もなくて、
さすがに飲もうと思えなかった。
---
3時間おきに体重の2%のミルクを飲んで、
それ以外は寝ることで成長に全振りって、
考えてみりゃ相当ストイックだな。
60kgの2%って水1.2Lですからね。
---
そういえば、ポルトマンの生理的早産を思い出した。
他の哺乳類との比較から考えると、
ヒトの妊娠期間は22ヶ月が妥当であり、
10ヶ月で生まれるのは未熟な状態だという話。
参考: 生理的早産-弱者体験が生みだすもの - NurSHARE
---
1週間でも違うなと思った。
ミルクの量とかもそうだし、
顔つきみたいなのもそう。
あと、1ヶ月が経ち、
やっと自覚みたいなものが出てきたかも。
かわいいって思えるようになってきた。
---
---
出産から里帰り終了まで8往復してた。
毎週末、片道3時間半かけて義実家まで通って、
それを特に苦に思わないの、だいぶ特殊だよな。
---
仕事の都合とこどもの都合と、
やっとくことやお休みを取るタイミング、
色々と考えることが重なって、
脳みそのメモリがパンパンになった。
---
慶弔休暇の期限が短かったこともあって、
早めに休みを取った結果、
1ヶ月に13日しか働かなかった。
過去最少だろうな。
---
(里帰り終了後)
---
寝かしつけるとき、
ずっと立って揺すってたり、
座れても動けなかったりして、
筋肉が悲鳴上げたし、
体勢が変えられなかったり、
めちゃ自由が制限されてた。
腕より腰とか首が痛くなった。
あと、泣かれると思考回路も持っていかれる。
そんなんだから、
テレビを見るか音楽を聞くぐらいが関の山で、
とてもじゃないけどキーボード打ったり、
本読んだりとかはできない。
お陰さまで、ずっと録画したままだった、
水曜どうでしょうPremierをたくさん見た。
---
そや、正しいスクワットのやり方調べた。
徐々に荷重が上がる良いダンベルだわ。
<<スクワット>>
スクワットの効果的なやり方 from 前田のまいにちセルフケア!
下半身の筋肉全体が鍛えられる
足の幅は骨盤の下にくるぶしが来るぐらい
膝の向きとつま先の向きを揃える
膝を前に出さないと裏ももからお尻
膝を前に出すと前ももと膝の力でできる
上半身を後ろに倒すと裏ももからお尻
上半身を起こして倒さないと前もも
下げる深さは負荷の強さ
10回×2-3セット×週2-3日
<<カーフレイズ>>
カーフレイズの効果的なやり方 from 前田のまいにちセルフケア!
ふくらはぎを引き締める筋トレ
椅子や壁で片手を体を支えながら行う
足を腰幅に開く、足の指を開く、膝を伸ばす
トップ(一番高い状態)で3秒キープ
台に足をかけて下がった状態から始める
片足だけで上げ下げ、重りを持って上げ下げ
10回×2-3セット×週2-3日
---
産後ケア施設も社会勉強のつもりで行った。
日帰りだと、実質半日だから小休止ぐらいで、
泊まった方がリフレッシュできそう。
そうそう、
お世話がなくてひとりでいることに、
なんか違和感を持ってた。
ほんの数週間前まではそれが当たり前だったのに。
---
ふたりとも育休のうちに、
ある程度のお出かけを経験しておいた。
抱っこ紐で近所をお散歩するところから、
ベビーカーに乗せたり、買い出しに行ったり、
外食で早い時間の居酒屋に行ったりとか、
片道1時間のお出かけをしてみたりとか。
抱っこ紐でもベビーカーでも、
これまでと色々な面で勝手が変わるね。
エレベーターを探すなんて考えたこともなかった。
慣れてないこともあって普段より疲れた。
---
自分の祖母にこどもを会わせに連れて行った。
こどもからすればひいばあちゃん。
既に従兄弟にこどもがいるので、
初ひ孫ではないけども大層喜んでくれた。
もう100歳を超えていて、
さすがに寝たきり、目もほぼ見えてないんだけど、
また会いたいとのちに言ってくれたらしい。
---
育休(出生時育児休業)を3週間ぐらい取ったんだけど、
がっつりお世話して向き合ってとても良い時間だった。
仕事をしていないことに対する罪悪感がないから、
お金のこと考えなかったらずっとでも良かった。
---
皮下脂肪も増えてきて、ほっぺたが膨らんで、
顔も宇宙人から赤ちゃんになってきた。
あとやっぱり重たくなってる。大きくなってる。
---
<<産まれてから>>※2ヶ月以降
---
育休明けて仕事復帰したんだけど、
リモートで一緒に過ごしながら仕事の集中力を保つの、
最初はちょっと手こずった。
ただ、ケトルのスイッチを入れる程度でも、
ちょっとした手伝いができるか否か、
逆の立場に立ったときに大違いだから、
いてあげられるだけでだいぶ違うと思う。
---
役所のパパママ教室に行ってきた。
平日の午後だったからか、
パパがいたのは3割くらいだったかな。
そこら中から喃語と泣き声が聞こえる平和な空間だった。
というか、連鎖泣きってあるよね。
どうやら泣き声が突き刺さるタイプっぽいことがわかった。
ウチの子が一番かわいいという典型的な親バカをかました。
---
赤子を抱いていると他人の好意に触れる機会が多い。
特に1人だと声をかけてもらえる頻度が上がる。
とても関心を持たれているというか、
こどもの存在をみんなが祝福してくれてるというか。
その好意に触れることでこちらの心も温まる。
---
---
3ヶ月から4ヶ月ぐらいのこの時期は、
ヒトの形をしてるけど、
人間と呼び難き小さな命って感じだった。
リアクションがなくて、
コミュニケーションが成立しないから、
かわいいんだけど面白くないなと思った。
個性というか我が子って感じが薄いというか。
---
首がすわるとやれることが増える。
脇の下に手を入れてたかいたかーいをしたり、
今までより少し雑に抱っこができたりする。
サイズだけなら顔がめっちゃ小さいんだけど、
頭身で考えたらめっちゃ大きいんだよね。
そや、楽しみにしてたムチムチちぎりパン、
太ももは若干近い感じになったけど、
腕はそんな感じにならなかった。ざんねん。
ただ、野原しんのすけみたいなほっぺたになった。
---
ちなみに最近(5ヶ月から6ヶ月)は、
赤ちゃんって感じで、男女の差はまだないけど、
笑ったり、物を掴んだり、リアクションが増えてきて、
やっと世話のし甲斐が出てきた。
役所の教室とか相談会とか行くと、
だいたい余所行き顔で大人しいんだよな。
見事に内弁慶というか。
---
急にやたら泣くようになって、
ミルクの量がちょっと減ったんだけど、
歯が生えるときのムズムズ感が原因だったっぽい。
成長曲線もちょっと鈍化して少し不安になった。
---
病気をもらわないのムリじゃないか。
もはや逃げ切ることより、
同時感染による一家全滅を防ぐことが目標な気がする。
---
<<まとめ>>
---
総論:すべての母は偉大
麻酔が入ったあとだけ見たら勘違いしてたと思うから、
陣痛が来てからまだ自宅にいた段階を見たの、
結果的に正解だったと思う。駆けつけてよかったと思う。
妊娠前から妊娠、出産に産褥期も含めて、
ものすごく大変そうだったから、
決定権はふたりでも、主導権は渡すべきと思った。
そして、この不均衡はどうしようもない。
---
---
記憶がないってよく言うの、
毎日同じことの繰り返しと睡眠不足だからだろうな。
曜日感覚もなくなるし。
あと、あっという間って言われたけど、
全然、時間の経過が遅く感じる。
ここまで半年ぐらい経ったけど、
もう1年以上経ってていいのにって感覚。
---
お互いに休息時間を作ってる間、
ワンオペで面倒を見てる時間があったけど、
ここまで乗り切ればいいって状況なら、
しんどくても気持ちをなんとか保てるけど、
終わりが見えない状況だったら簡単に心が折れる。
ちなみにそゆときに話を聞いてもらうの意味がない。
世話をしなくていい時間しか意味がない。
そや、思ったより実家を頼ってない。
本番はこれからだろうけども。
---
そういえば、イベントは全然やってないや。
お食い初めもどきをやったぐらい。
さすがにちゃんとした写真を撮ろうかな。
---
同じベッドで写真を撮って定点観測した。
並べるとすごく大きくなってることを実感する。
たまにウチの子より小さい子を見るとずっと昔に感じるし、
たった半年なのに、写真で振り返ると懐かしくなる。
みんな新生児が大好き過ぎるだろって当時思ったけど、
今なら自分もその一員だわ。
---
---
成長曲線って正規分布なんだね。
つまり平均付近に人数が多くて両端は少ない。
幅の中で同じ分布だと思ってたけど違うんだね。
---
育休中にリスキリングとか言い出した人、
ちょっと出てきてもらっていいかな。
こどもの世話をしながら勉強とかムリです。
---
---
旅先で神社仏閣に寄るとき、
まずは旅の無事を祈ったあと、
自分のことをお願いしてたんだけど、
結婚して夫婦円満が増えて、
こどもが産まれたから家内安全も追加だね。
どんどん強欲になってきてる。
---
外食もほとんどしないし、ガジェットも買わないし、
旅行とライブぐらいしかお金を使わないタイプで、
こどもの面倒を見るためにずっっっと家にいたから、
個人用のクレカの引き落とし額が本当に低くてびっくりした。
あと、Suicaの明細の数もめっちゃ少なかった。
---
そういえば、今年は本当に日焼けしてない。
だいたい袖がなくなると、腕が出て日焼けするんだけど、
もう夏なのに腕が白いことに気づいて驚いたわ。
そそ、エアコン入れっぱなしに慣れちまった。
寒ければ毛布を着込んでいたし、
暑ければ汗ダラダラで構わなかったのに。
---
---
果たして自分のこどもがかわいいと思えるのだろうかと、
誰しもが考えたことがあると思うんだけど、
あんな自然に親バカしてる自分に驚いた。
---
向いてることをやっていったら、
自然と既存の性役割に至るものが多いんじゃないか。
個別論ではなく全体論として。
---
仕事をしている方が楽かもしれない。
家族の要望に向き合わずに済むから。
---
まじでお金の心配しかない。
正確にはプレッシャーと言うべきか。
---
---(引用ここから)---
子どもの日に、子どもの歌を
たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやるいつかおまえも飛んでゆくから
連休に来る遊園地子を持てば典型を生きることの増えゆく
振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら
最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て
from 俵万智 (@tawara_machi)
---(引用ここまで)---
---(引用ここから)---
4歳になってしばらくした頃から、外では一切抱っこしてと言わなくなった。どんなにたくさん歩いた日でも言わなくなった。
ある日そのことに気づいて以来、今も時々思い出しては寂しくなる。いつが最後に抱っこしてと言われた日だったのか分からない。分からないまま、いつのまにか終わってた。
家では「抱っこして」「ぎゅーして」とまだまだ言ってるのだけどね。
それに外ではまだ必ず手を繋いで離さない。これもいつまでも続かないよねと、幼稚園から歩いて帰るたびに、今この時を忘れたくないと強く思ってる。
from まるこ@4y (@maruko1go) その1 その2
---(引用ここまで)---
---
---
自分の親に読んでほしかった本
フィリッパ・ペリー (著), 高山真由美 (翻訳)
実践的なテクニックというより、
根本に置くべき心構えが中心だった。
そして、自分の親と向き合うことだと思ってたら、
アサーションとかアタッチメント理論とか、
思ったより幅広くテーマが設定されてた。
定期的にエクササイズがあったり、
事例のストーリーがあったり、文章にメリハリがあった。
ただ、洋書だから名前がスムーズに入ってこない。
ひとりの人間として扱うことだったり、
ちゃんと対話することだったり、
操作的になることを戒めていたり、
アドラー的な考えを随所から感じた。
失敗がないことより、
ネガティブな感情のときに寄り添ってあげることが大事。
ってちょっとハッとした。
正直、理想論だけど、理想もないと迷子になるし、
少しでも近づけようとすればいいやと思った。
---
そうそう、親が代わりに言語化しましょうってあって、
自分の感情をある程度は言語化できるのは、
親に与えてもらったものだったのかなと思った。
---
---
今この立場で言うとズルいから、
ずっと前から思ってたって補足をつけるけど、
ふつーの人はこれでしょと思ってる。
ただ、社会的外圧が低くなってきたいま、
こどもって究極は親のエゴだよなとも思う。
---(引用ここから)---
怒る人いそうだけど、子供産んで子育てすること以上に自分を成長させてくれて社会にも貢献できる仕事ってあるんだろうか?妊娠出産でキャリアが...とか言ってる人見たらいつも思うんだよ。人間が普通に働いて達成できることなんて超大した事ないよ。
これに反対する反応も思った通りたくさんあるんだけど、どれも頓珍漢なんだよな。「仕事でも成長できる」「仕事でも社会に貢献できる」って、それって自分でそう思ってるだけなんだよ。みんなが独りよがりのそんなこと言ってるから、文明が消え去りそうになってるんだよ。
from ロスジェネ勤務医 (@losgenedoctor) その1 その2
---(引用ここまで)---
人権とか自由とか一個人を尊重する方向と子育てって逆行する。
ましてや、こどもには(それなりに)良い環境を用意したいものだから、
当然の帰結として、人数は多くできないという話になる。
---(引用ここから)---
「社会が良くなれば、普通なら少子化が進む」ということだと思うんですよ。肌感覚とは真逆になりますが、これまで起きてきたことから考察すると、そう断ぜざるを得ない。なれば考えるべきは「少子化問題解決のために社会を良くする」ではなく「社会を良くしてもなお少子化解決を目指す」なんですよ。
from 名無しブラックハンド総帥 (@nns_blackhand)
---(引用ここまで)---
---
BGMは ココラシカ の Freedom (Al)
そういえば、またピアノトリオのバンドだ。