年始に流行り病に罹ってしまったので、
記録として残しておこうかなと。
あくまで1人分の話でしかないので
参考程度に読んでください。

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■PART1 感染から落ち着くまで

<<急性期>>

◆発症2日前 ※感染日
・あとから考えるとそりゃそうだ

◆発症1日前
・まったくもって普段通りの生活

◆発症日
・潜伏期間の意味をちゃんと知る
・感染(曝露)から発症までの中央値だから幅がある
・そしてもう目の前に迫っていることを知る
・午後から微妙に頭痛と咽頭痛
・sin波の平均が徐々に下がっていく感じ
・症状を自覚したので発症日ですね
・まだ日常生活に影響はなし

◆発症2日目
・仕事はできるレベル
・最後にまともな食事が取れた日
・夕方までは持ち堪えていた
・夜はしんどくて寝逃げすらできなかった

◆発症3日目
・あぁこりゃダメだってなった
・もちろん仕事は休んだ
・症状は発熱より倦怠感
・しんどさの割に体温は高くない印象
・消化速度が遅くてお腹に溜まってた
・あとメンタルもやられてた
・解熱剤効いたらめっちゃ元気だった
・体温は解熱剤飲んで37.5℃前後

◆発症4日目
・あんまり寝れてない
・頭痛と熱っぽさがoutして咽頭痛がin
・でも前日より体温高かったけど
・咽頭痛はギリギリ生活に支障がない程度
・抗原検査キットで無事に陽性
・開始1分で二本線(本来は15分から30分)
・出かけようと思えばムリヤリ行けなくないかな
・さすがにやめたけど

◆発症5日目
・喉が激痛1日目
・針で刺すような痛みと声がかれる
・明らかに生活に支障が出るレベル
・唾を飲み込めないから口の中に溜まる
・それを覚悟を決めて飲み込む感じ
・あんまり気力が出なかった
・楽になってきたけど寝てたい

◆発症6日目
・喉が激痛2日目
・相変わらず唾も飲み込めないレベル
・でもそれにすら慣れてきた
・体温測らなくいいかなってぐらい回復した
・徐々に横にならなくても大丈夫に
・喉が痛いのと咳が少しだけ出てた

◆発症7日目
・半日だけ仕事復帰
・声がかれてたのと若干喉が痛いぐらい

<<回復期>>

◆発症8日目
・仕事フル復帰
・咳き込んでマイクをオフにした覚えがある

◆発症9日目以降
・9割戻ったけどあと1割が長引いてる感じ
・やたら睡眠時間が長かった
・仕事終わって食事取ってすぐ寝落ちしてた
・なんもやる気起きなくてダラダラしてた
・友達から元気ないねって言われる
・普段通りに見えてまだ弱ってたみたい

◆発症15日目以降
・やっと気力が出てきて普段通りに近づく
・ただ朝晩は咳が出てた
・久しぶりにしゃべりまくったら翌日に声がかれた

<<総じて>>

◆体調
・ふつーにしんどい
・何日も寝込んで死んでた
・インフルより期間が長い
・さらに回復したあとも症状が残る
・風邪みたいなものじゃない
・まじで罹らない方がいい

・体調がsin波みたいに上下してた
・その平均が上がったり下がったり
・vaccineも似た感じだったよね
・体調の割に体温が高くならない

・頭痛、倦怠感、咽頭痛、咳と痰
・喘息息にならずに済んだ
・回復期は睡眠時間がめっちゃ長くなった
・薬の役割が解熱剤から鎮痛剤に変わった

◆食生活
・元々消化器系が弱い体質
・消化速度が遅くなってたり

・なんか調子悪い感じだったり
・あと、食欲が全然湧かなかった

・1日1食で普段より軽めぐらい

・ヨーグルトが神がかってた
・あとはバニラアイス、ゼリー、ウィダー

・回復してきてから
・脂っこいものを食べたくなくなった
・普段より塩辛く感じてた
・砂糖より炭水化物が恋しい
・小麦粉より白米が食べたくなった
・油断してきのこでお腹をくだす

◆その他
・体調がマシなときにテレビの録画をめっちゃ見た
・おかげで年末年始の番組が見れた

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■PART2 落ち着いたのに完治しない

<<治験開始>>

◆投薬期
・やっぱり倦怠感というか気力が出ないなって感覚
・そしたら治験の募集を見つけたので応募

・ギリギリ発症から21日以内で条件に合致
 ※現在は52週以内に変更したとのこと
・あくまでLong-COVID外来の診察の一部として治験を実施
・専門医の診察が受けられるだけでも十分ありがたい
・担当医がパンフレットに名前が載ってる先生だった
 (これはあとで知ったことだったんだけど)

・既存の薬を別の目的で使用するための治験
・血液検査と歩数の数値、質問紙による調査
・客観的な数値も主観的な評価も両面やってるな
・めっちゃ丁寧な説明、ちゃんと自己意思の確認

・医師も患者も薬かプラセボか知らない
・二重盲検ですねって言ったら説明が早く深くなった

・治療薬の他に漢方薬を処方してもらう
・元気の出る薬って言われたけど滋養強壮ってことね

・プラセボかもしれないから期待しないでおこうって
・プラセボ効果より逆プラセボ効果が心配になった
・乳糖飲んでたら薬の飲み合わせも何もないよな(笑)

・良くなった気がするけど治療薬か漢方薬か自然治癒か
・そもそも治療薬はプラセボかもしれないし
・個人の範囲じゃ因果関係を切り分けられないよな

・二重盲検やプラセボをしたとて、パラメタ(変数)が多いよね
・薬の併用もできるし、生活状況もそれぞれだろうし
・最低限の統制とあとはランダム化なんだろうか

<<ぶり返し>>

◆ぶり返し期 (Long-COVIDの始まり)
・仕事が忙しくなってから10日ぐらいして
・あの特徴的な咽頭痛がまたやってきた
・あと頭皮が痛いとか心臓が痛いとか頭痛とか咳とか

・最初は不安になってたけど徐々に慣れてしまってた

・正常性バイアスってこわいね
・食後にすぐ寝てしまってるのも同じ
・1ヶ月前と同じ状況だなって感じ
・仕事はできるけどちゃんと休息取らないとなって感じ

・どうやら自律神経がやられているらしい(よくある)
・症状に合わせて漢方薬を変更してくれた
・手足が冷えないように血流をよくするやつ

・無理なく送れる日常生活はそのままでいいが
・負荷に比例して症状が出るので注意するように言われる
・ただ、必要な休息が取れていればゆっくりと回復していくとも
・まぁ、医者はもっと重症なのを見てるもんな
・そんなのと比べたらちっぽけな悩みだよななんて

・日常生活に支障はないんだけど
・やっぱりなんか微妙におかしい気がする

・ぶり返しが落ち着いてから脳の働きが弱くなってることを自覚
・ミスに気がつくタイミングが遅くなってる
・(元々不得手ではあるけど)マルチタスクができない
・声が文字として認識されにくくなってる
・あと記憶に残りにくくなってる
・言葉が出て来にくくなってる
・注意資源の総量が落ちてるというか
・疲労度の問題じゃないような気がする

<<その後から現在まで>>

◆投薬終了から観察期へ

・声がかれる手前の喉が痛い感じになりやすい気がする
・ある意味疲労のバロメーターになってる

・徐々に良くなってるけども影響がゼロになる日は来るのか
・回復はゆっくりだから時間が解決してくれると言われた
・とりあえず鼻うがいと漢方薬は継続しておく
・そうそう、鼻うがいがうまくできるようになった(笑)
・治験の結果も盲検の振り分けも開示義務はなく
・教えてもらえる場合でも数年後とのこと
・再感染するとLong-COVIDも強くぶり返すと言われた
・だからvaccineは打った方がベターとのこと
・ただ、体に負荷がかかるから体調が良いときに

(追記 7/5)
・別の研究(not治験)にも参加した
・こっちは治療というよりデータの蓄積が目的
・毎月、同じ質問に対して定点観測で回答するのと
・何回か病院に行ってカウンセリングで話をして
・簡単な知能検査と採血するのと両方やるもの
・そもそも時間が経ってたから症状もほぼない
・他の重たい患者さんの話とか世間話程度だったな
 ※感染者全員が対象で症状の有無は問わないもの

(追記 24/2/13)
・ずいぶん経っても疲れが溜まると喉から違和感が出る
・この話を研究の先生と会話した

・そういった研究結果はないが経験則として聞く話
・ずっと微熱の人、なんとなく息苦しい人
・ただ、数年程度ではないか


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■まとめ

まじで罹らない方がいい

このひと言に尽きる

そして、

罹ったらしばらく無理するな

ふた言目はこれに限る


個人的に、心理学の学徒として机上で勉強したものを
(医学の分野で実験参加者(被験者)の立場だけど)
実践する場面に出会えてテンションあがった。
研究の厳密さを担保するための方法論は同じだよね。と。


◆潜伏期間について
潜伏期間とは、曝露(感染)から発症までの中央値のこと。
「潜伏期間3日」の場合、3日より長いことも短いこともある。
ちなみに、調べた範囲では2日程度は前後するらしい。

平均値と中央値の違いは統計学の基礎なので、
テキトーに良さげな解説を探してください。
といっても正規分布だろうから一致するけどね。
こんなところで統計学の基礎が役に立つなんて、
これもまた机上から実践ができてよかったなと。

あと、発症前後が一番感染力が強いって、
発熱してから隔離してももう遅いじゃんね。

 

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BGMは back number の ユーモア (Al)
Silent Journey in Tokyoかな。アルバム曲らしいがあっていい。

あと、赤い花火をきっちり入れるのがちゃんと外さなくていい。