ここ最近読んだ本の書評。その4

という読んだ本の書評まとめシリーズ。

4ヶ月ぶりです。(笑)

ずいぶんと溜めてしまいましたねー。

 

批評のまとめ → 批評ログ (ディスクレビュー+書評)


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「普通がいい」という病 泉谷閑示 著
 
"はじめに"で半泣きになるぐらい典型例っぽい。
連載と被る部分もあるから多少目新しさが。(連載が先)
欲望まみれだなーとか、マイノリティの世界に飛び込みたいなとか。
病態水準っての完全に3やってんなw
そりゃ人格障害っぽくなりますわ。
十牛図ってヒーローズジャーニーじゃんとか。
神話の力とか高村光太郎の道程が引用されてたりして
個人的にそこにニヤニヤしてた。
 
 
 
 
しがらみを科学する 山岸俊男 著
 
読み応えなんてないずいぶんかるーい話だけどするする飲み込めて、
いつの間にか読み終わってた。
 
序論だらけで1冊になってるような(笑)
一時期の"KYブーム"の時にはよくKYとか言われたし、
本文中の言葉を使うなら"世間"的なこと、
いわゆる暗黙の了解とかやっぱり苦手だし。
(だからきちんと言う派なんだけどね)
そゆ人に理屈を教えてくれる本。
スワドリングの理解すると説明するの違いは大事にしたいなーと思った。
 
きっかけはほぼ日の連載。
 
孔雀の羽根と教育ママの話なんてまさに自分が味わってる"しがらみ"なんだよね。

 

動きたくて眠れなくなる。 池田貴将 著
ぢんさんオススメ
ということで3時間とかかけてとにかく一気読みした覚えが。
どうもこゆコーチング系は読んでも右から左な流れてってくなー。。。
まぁ、そもそも自分で選んでないんだけど。
 
 
神話の力 ジョーゼフ キャンベル , ビル モイヤーズ 著
杉田さんオススメ →こちら
個人的に原題のthe power of myth って言葉が好き。
濃い、長い、むずい。でも読みたくなる。
もう一度読みたいけど、かなり覚悟というか、モチベーションがいるなぁ。。。
すごく示唆に富んでて、神話という旅に連れてってもらえてる。 
スターウォーズは現代人にとって神話の役割を満たすんだと。
そして、個々人がそゆなにか神話的なお手本が必要だと解いてましたね。
そして、自分にとって無上の喜びを追求しろって話。
 
もともとの対談の映像もあります。 →こちら
本とまったく同じではないのですが、違いを楽しめれば。

 
 
パーソナリティ障害 岡田尊司 著
杉田さんオススメ →こちら
最初に書いてあるとおり理論書ではなく、
臨床経験から得た接し方や克服の方法が書いてある本。
すごくあたたかい。
 
巻末のチェックは回避、依存、強迫、妄想、失調、反社会と
こんなたくさん出てきて少し驚いてるけど、
なんかこゆ時は大げさに答える感じがあるからなーと。
たぶん、回避と依存と失調があるかなーと。
そこまで深刻じゃないけど。
ちなみに自己愛はリーチだったけど、当てはまらず。あれ??
 
 
 
愛着障害 子ども時代を引きずる人々 岡田尊司 著
杉田さんオススメ(メルマガにて)
幼い頃の母親(母性)との関係性によってその後の人間関係に影響を及ぼす。
なんて書いたらこのblog読む人はあんま驚かないだろうけど、
そゆ「愛着」という視点を持ってみるのはいいなと思った。
すごくあたたかい。ほんとに。
 
ちなみに巻末のチェックでは(11,10,6)で安定-不安型でした。
深刻ではないにしろ、不安型っぽい。
あと、若干回避型っぽいとこも。
引きこもり願望とか。隠遁生活したいし。
まぁ距離感をうまくつかめないので不安型なんだろうけど。
で、
なんか、今のままの考えを進めればいいんだって感じが持てた。
そして、一歩ぐらいはここ数ヶ月で進んだかな。
 
 
池上彰の宗教がわかれば世界が見える 池上彰 著
お馴染み池上彰が色々な学者や住職と対談してそれをまとめた本。
結構、こゆ宗教を視点にした人間理解って好きで衝動買いした覚えが。
日本人の無宗教にも日本式のしきたりがあるという話。
最後にバカの壁の養老孟司と対談してた。
そろそろもう一度読もうかな。
 
 
日本人はなぜ無宗教なのか 阿満利麿 著
授業で触れてて縁があった本。
"宗教"ってテーマは結構好きで、読んだ。
日本人の"無宗教"は創唱宗教(キリスト教や仏教などの創始者が明確な宗教)に対する違和感ゆえに無宗教と言ってるだけで人智を超えた存在(=神)の存在の否定ではないって話。
クリスマスだって初詣だって宗教行事なのにそうだとは思ってないという
あと習慣化したものは宗教行為とみなさない考えとか。
普段、気にしない所を改めて掘り返される感じがよかった。
 
 
教科書の文学を読みなおす 島内景二 著
これも授業で関係があって読んだ本。
漱石から鴎外と文学の王道に対しての解説書。
その意味づけを新しくしてもらえる本。
やっぱ文学って登場人物の目線で旅に連れてってもらえるもんだなーと。


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読みたい方いたらお貸しします。

というか、物によってはプレゼントでも構いません。

気になる本があればご連絡をください。

そしてまたつんどくがー^^

色々amazonで頼んだのでまた読んでこー。

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