ここ最近読んだ本の書評。

今回の本は基本的に1度しか読まないであろうという本のみ。

何回も読む前提の本は何回か読んでから(長ったるい)書評書きます。

("ユダヤ"は後者タイプで別で書きますのでお待ちを。→書きました。)
(あと素晴らしき哉人生も映画ですが、同様にお待ちを。)

140文字書評に若干ハマってるので、それを基にいくらか手を加えて。
(140字って間違ってもなうじゃないですから。本家ですから。)

 

批評のまとめ → 批評ログ (ディスクレビュー+書評)


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魔人探偵脳噛ネウロ 世界の果てには蝶が舞う
松井優征 東山彰良 著

週間JUMPで連載してたネウロのノベライズ作品。
笹塚衛士の空白期間を埋めるシナリオ。
さらーっと2時間とかで読んだ覚えが。
本作を知ってる人には結構おもしろい。
白黒で線描きの(本誌と比べて)粗いといえば粗いけど、好きな絵。

 

 

でも松井先生、描き分けしてください。
 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
フィリップ・K・ディック 著

SF小説の古典といわれる作品。
一番最初はささくれPのアルバムのタイトルのもとになったことで知った。
核戦争後の世界、火星移住、アンドロイド。
遠い昔から考えられる起こりうる未来を書いていて
およそ半世紀前に書かれた本には思えない。
この本を原作にしたブレードランナーも見たくなった。

 
ゾウの時間ネズミの時間
本川達雄著

もともと今年度前期の心理学の授業で出てた20年前(1992年)の本。
前後半で内容が結構違ったけど、
"サイズ"を軸に生態学(Ecology)における経済学(Economics)を考えて
いかにして生存戦略を立てるかということだった。

前半は心理学とか哲学のにおいのする内容で、
"サイズ"と"時間の相対性"の(まさにタイトルの)話。
日本人気質を生態学から見てたのが面白かった。
後半は普通の読み物として面白かった。
植物、虫、サンゴとかヒトデなど具体的な生物の生態と生存戦略の話。
 

 

できそこないの男たち
福岡伸一著


なんかすごい次が気になる文章で読んでて楽しかったわ。
Y遺伝子…男が男たらしめる鍵。その秘密をめぐる研究者のデッドヒート
アダムがイブを作ったのではなく、イブを作り替えたのはアダムであるという学説。
"魅せる文章"で、なんかお手本にしたい書き方の本だわ。

 

 
エピローグで筆者が言ってた"速覚"って自分もあると思ったんだけど、
相対性理論で言うところの"速度が増すほど時間の流れが遅くなる"
この変化を知覚してるんじゃないかなと思った。
光よりも速いニュートリノ粒子のニュースがあったからこそ思いついたんだけど。

てか、耳に速度センサーってあるんじゃないっけ??
それって平衡覚とか回転覚だけだっけ??
 

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一度しか読まない前提の本なので、この本たちはこのあとは処分します。

読みたい方いたらお貸ししますよ。

早い者勝ちです。

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11月に学祭の古本市で買った覚えがあるのでストック消化まで半年。

半年弱で4(+3)冊か。。。もっと読みたい。

しかも、2冊をここ3日ぐらいで消化してるし。ww

次のストックはほぼ日の対談に出ていた方の著書が多いな。

これも一種のフリーミアムか。

あと"ソース"注文しました。

今度の自己愛の会までに読みたいです。

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60 min
BGMはポルノの2012spark
ポルノは晴一さんと同じカラーリングのギター買うぐらい好き。というか憧れ。
タイトル曲はもちろん、カップリングの9.9㎡もいい。