塗装職人さんが
小傷修理の研修をしてくださいました
アップライトピアノ
色はマホガニー、艶出しです。
↑丸く打ち傷があって、同じような色で
ペイントされているようです。
↑シンナーでペイントされていた色を
綺麗に拭き落とします。
ポリとカシュー塗りはシンナーで拭いても溶けないのでOK!
漆塗りは色合いがおかしくなってしまうので
シンナー拭き取りは❌
↑着色剤。
染料系塗料…澄んだ感じに仕上がる
顔料系塗料…沈殿するため、濁った色に仕上がる
着色剤はシンナーで薄めて濃度調節。
↑着色剤を塗った上に瞬間接着剤を
山盛りつけます。
↑その上から硬化促進剤(プライマー)
をほんの少しふり、ドライヤーの弱で
乾かす。
プライマーを振りかける量が
とても難しい…。
量が多すぎるとピンホールができて
仕上がりが悪くなる
↑接着剤が乾いたら、その上から
マスキングテープを貼る。
↑その上から紙ヤスリの150番手で
軽く擦り始める。
研ぎだすと、瞬間接着剤の高い所だけが
飛び出てくるので、そこを落とす。
(写真の白い点…ピンホール)
周りと高さが同じになったらやめる。
↑マスキングテープを外し
次は砥石で研いでいく。
クリスタル砥石の400番。
ここからは必ず砥石で。
紙ヤスリは❌
段差ができてしまうため
↑次はゴムの土台に紙ヤスリを巻き付けて
↑石鹸を浸した水を付けながら研ぐ。
石鹸が入ってるのは、ペーパーの
目詰まりを防ぐため。
最初は400番の番手から。
次は800番→1500番→2000番の順。
↑2000番までが終了したら
バフがけします。
極細コンパウンドを塗り
電動ドリルを使いバフがけ。
この作業を何度か繰り返して
最後にユニコンを塗り終了!