N響 第1911回 定期公演 Bプログラム
2019年4月25日(木) @ サントリーホール

ショスタコーヴィチ/
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77 
ヴァインベルク/
  交響曲 第12番 作品114「ショスタコーヴィチの思い出に」

ワディム・グルズマン (ヴァイオリン)
下野竜也 (指揮)
NHK交響楽団
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演目のせいか空席が目立つ演奏会でした。7割程度の入りか?

グルズマンと言うヴァイオリンニストの演奏を初めて聴きましたがとても素晴らしいソリストでした。シカゴのストラディヴァリウス協会から長期貸与されたという1690年製の「エクス・レオポルド・アウアー」の骨太で艶やかな音色に魅了されました。2楽章 スケルツォ:アレグロのリズム感の良さと高揚感。思わず拍手をしてしまいそう、、、何とかこらえました(笑)3楽章の長いカデンツァは勿論の事、大好きなショスタコーヴィチの協奏曲を堪能しました。アンコールを弾かなかったのも良かった。あれだけの名演奏の後ではアンコール無しで余韻に浸る方が幸せです。泥臭さが感じられないオケの響きはいかにもN響らしく感じました。

後半のヴァイオンベルクは初めて聴く一時間弱の長大な交響曲でした。残念ながら私には印象に残らない曲でした。ショスタコーヴィチでもそうでしたが、下野さんは時折顔を上げてオケにサインを出しますが、スコアを食い入るように見ながらの指揮。