第1902回 定期公演 Bプログラム

2018年12月12日(水)7:00pm @ サントリーホール

チャイコフスキー:
バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71 

ウラディーミル・フェドセーエフ
NHK東京児童合唱団(合唱指揮:間谷勇)
NHK交響楽団
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今年最後のN響B定期演奏会は1932年生まれの老匠フェドセーエフによる「胡桃割り人形」の全曲でした。P席から老匠の味わい深い指揮姿を正面から拝見しながら聴いた「胡桃割り人形」はとてもに心洗われる演奏でした。 

「胡桃割り人形」はバレエを含めてライヴで全曲を聴くのは初めてでした。(CDではビシュコフ、ベルリンフィルの全曲盤がお気に入り(*^^)v 、、)。
プログラムに”《スペードの女王》や《悲愴》と並ぶ作曲者晩年の作風がしっかりと刻印されている。”との記載がありましたが、まさにその通り。フェドセーエフ、N響とNHK東京児童合唱団の心籠った演奏は演奏会終了後もゆったりと余韻を楽しむことが出来ました。私自身にとってルーティン化する事が多いN響定期ですが昨夜は今年最後のN響定期がすばらしいものになりました!(^^)!

今まで何度かフェドセーエフの演奏を聴いているにも係らず、記憶に残る演奏が少なかったのですが、昨夜の指揮をする姿をしっかり頭の中に記憶しました。特に児童合唱団に対する優しく包み込むような視線と一緒に口ずさむ姿は感動的でした。