NHK交響楽団第1825回定期公演

日時2015年12月17日(木) 19:00 開演 @ サントリーホール


コダーイ : ガランタ舞曲
バルトーク: 組曲『中国の不思議な役人』

サン=サーンス: 交響曲第3番 ハ短調 op.78


指揮シャルル・デュトワ
NHK交響楽団
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25日に予定していた都響の「第9」が仕事の都合で行けなくなった

ので、昨夜が今年最後の演奏会。今年も覚えていられないくらい

沢山演奏会に通いました。


今年の演奏会のトリとなるデュトワ、N響のB定期。デュトワの

演奏会で初めて感激したと言うレベルの素晴らしい演奏会でした。


予想通りコダーイとバルトークはとても洗練されリズム感に

溢れた演奏でした。ハンガリーの作曲家の曲がデュトワに

合うとは以外に感じましたが、デュトワの素晴らしい色彩感、

リズム感とそれに見事に応えるN響の実力は大したものでした。


後半はデュトワお得意のサンサーンス。前半から感じていたのですが

昨夜のオケは重心が高いサラッとした手触りのサウンドを出して

いました。N響には非独墺系の曲の方があっているのではないかと

思えるくらいサンサーンスにあった響きでした。

昔、耳タコで親しんだ名曲を久しぶりに聴きましたが、やはり名曲の

名演奏でした。オルガンの響きと渾然一体となりホールに響き渡る

サウンドに聴き惚れて、今年最後の生演奏を堪能しました。


昨夜はデュトワも終始ご機嫌の様子。演奏が素晴らしかった

せいか、演奏後、ご機嫌のデュトワとオケメンバーとの

アットホーム的なやり取りを一緒に楽しむことができました。

音楽監督時代のデュトワ、N響の演奏会を聴けなかったのは

今更ながら残念に思えました。