2015年7月8日(水) 19:00 @ 東京文化会館大ホール


ベートーヴェン: 「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」

ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調 Op.67
アンコール: エルガー ニムロッド

指揮 :ミヒャエル・ザンデルリンク
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
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昨夜は都民劇場主催の演奏会でした。月曜日に交響曲7番を

聴いたばかりですから期せずにザンデルリンク、ドレスデンフィルで

ベートーヴェンの5番から7番を聴いたことになります(*^^)v


ホールの違いか6日(月)のサントリーホール演奏会に比べて

ざらざらとした響きが伝わってきました(悪い意味ではないです)。

フィデリオ序曲は前回とほぼ同じ印象。演奏会でアラが

目立ちやすいのでこの序曲を取り上げるのは難しいなあと

感じた次第。オペラならばサラーっと終わって1幕に入って

しまうので聴き手の身構え方も違うと思います。

今回もノンヴィブラートの演奏。いろいろなアイデアが詰まった

「田園」と「運命」でしたが、2晩目となるとこちらが慣れてしまった

事で新鮮味が薄れて聴こえました。
「田園」の第5楽章「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」が

嵐の後の手放しの喜びの表現では無く地味な感謝の気持ちが

伝わってくるような音色がいかにもドレスデンフィルらしかったです。

「運命」の4楽章も同じ傾向。日本のオケではこの辺が無邪気に

バーンと爆発するのかもしれません(^。^)

 → 来週のノット、東響の「運命」が楽しみになりました(^u^)


アンコールは昨夜もニムロッド。演奏開始前にザンデルリンクが

客席に向かい"Someting very quiet"と説明してのニムロッド。

「全然、very quietじゃないじゃん」と突っ込みを入れたくなりました(笑)

サントリーホールでは"Someting ---"と聞きとれませんでしたが

さすがに残響の少ない文化会館でははっきりと何を言ったのか

聞きとれました。


都民劇場主催と言うことでホールはほぼ満席。年配の方が

多かったです。オケのチューニングが終わってギリギリに

着席したり「田園」の楽章間に遅刻した人がざわざわ入ってきたり

大らかと言うか酷いというか、、、、((+_+))