・シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38『春』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サー・サイモン・ラトル(指揮)

 収録時期:2013年
 収録場所:ベルリン・フィルハーモニー
=========================================

ラトル、ベルリン・フィルのシューマン全集から1番を聴きました。

分厚い響きと安定したテンポの横綱相撲。随所に見え隠れする

各パートの技術力の高さとアンサンブルの素晴らしさ。

4楽章最終部分のたたみ込み方も素晴らしい。

ここまオケの能力が発揮されたシューマンも珍しいと改めて

思いました。

あまりの安定感に対して逆に物足りなさを感じてしまうほど。

完璧すぎると感動しないなんて贅沢なモノです。


そういえば数年前にサントリーホールで聴いた演奏も

何かピンと来なくてガッカリしています。1番は曲自体も

もうひとつとりとめが無いのでなかなか気に入った演奏に

めぐり合えません。

1番に続いて聴いた4番の方が良かったです。