2015年2月6日(金) 19:00 開演 @ サントリー・ホール


ドヴォルザーク: 序曲『謝肉祭』 op.92
          : チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
(アンコール) ドヴォルザーク:森の静けさ

          バッハ:無伴奏チェロ組曲2番~サラバンド


ドヴォルザーク : 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 op.95

 (アンコール) スラブ舞曲第10番


チェロ:ミッシャ・マイスキー
指揮 :ヤクブ・フルシャ
管弦楽:プラハ・フィルハーモニア管弦楽団

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マイスキーとフルシャ目当てで聴いた設立20年の若い

オーケストラによるドヴォルザークの超有名曲の演奏会でした。


私には特徴の感じられない普通の演奏会でした。

自国の作曲家の曲の演奏と言う期待が大きすぎたのか、

国内オケの方が魅力的なドヴォルザークを聞かせてくれるように

思えました。私にはオケの音色に魅力が無かったのが残念。

マイスキーのドヴォコンも普通。メータと協演したCDの印象も

イマイチでしたが、今回も同じ印象。マイスキーにドヴォコンは

合っていないのでしょうか。オケ伴付き「森の静けさ」と言う

意表をついたアンコールでしたが、それよりもアンコールの

2曲目に弾いたバッハのサラバンドが集中力の高い

素晴らしい演奏で今夜の演奏会で唯一印象に残る

演奏でした。これが聴けたので良しとしましょう。


「新世界より」は2楽章の女性奏者によるコールアングレが

歌心に溢れた丁寧な演奏で良かったです。

アンコールは久しぶりにスラブ舞曲の10番でした。


都響で評判の良いフルシャを始めて聴きましたが、何回か

聴いてみないと評価できません。それほど積極的に

聴きたい気持ちにはなれなかったので次はいつになるか

わかりません(-_-;)


メンバー表を見ると70名程度の規模の小さなオケ。

弦楽器セクションは12/10/8/6/6。


日本のオケは実力はあってもなかなか海外に演奏旅行に

行けないのに今夜のオケのような普通のオケでも日本で

稼げると言うことに矛盾です。楽章ごとに拍手をするP席の

おばちゃんもいましたし チョット変わった雰囲気だったかも。