NHK交響楽団第1801回 定期公演 Bプログラム

2015年1月22日(木) 19時開演 @サントリー・ホール


リスト/交響詩「レ・プレリュード」
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 作品43

 (アンコール) スクリャービン:エチュード 「悲愴」
カセルラ/交響曲 第3番 作品63


ピアノ:アレクサンダー・ロマノフスキー

指揮 :ジャナンドレア・ノセダ

NHK交響楽団

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今年最初のN響定期はジャナンドレア・ノセダの指揮。


以外にも演奏会前に聴かないで帰ろうかとも思った後半の

カセルラの交響曲が面白かったです (Wikiではカゼッラと

なっていますがここではN響のプログラムにしたがって

カセルラとします)。

全く予習をせずのぶっつけ本番でしたが意外にも
映画音楽を聴くように気楽に楽しく聴ける曲だったので

目の前の打楽器セクションや金管セクションの活躍を

見たりしえいると約45分の曲が短く感じられました。

プログラムにショスタコーヴィチやヒンデミットなどの香りも

するような解説もありましたが、私には映画音楽の流れと

感じました。もう一度しっかり聴いてみたいような気が

するほどご機嫌で演奏会からの帰途につきました。


久しぶりに聴いた「レ・プレリュード」は曲自体があまり

面白くありません。大きな身振りのノセダを冷めた目で

観ていました。大昔に観た当時の天才少年

ピエリーノ・ガンバが出演した映画でガンバが指揮をした

のがこの曲でとても感激したことが懐かしく思い出され

ました。 でもあの後ガンバはぱっとしていないような......


ラフマニノフは有名な18変奏部分以外はあまり好きでは

無い曲。今回も同じでした。若いピアニストは「戦場の

ピアニスト」の主演俳優を思い浮かべる細面の好青年。

彼のピアノは良かったです。アンコールはスクリャービンの

「悲愴」と言うエチュード。もっと聴きたくなるような

魅力的な演奏でした。この曲は羽生結弦選手が

2010~2011年のシーズンのショートプログラムに

管弦楽編曲版を使ったとかネットで知りました。


取り留めの無い記事になりましたが、楽しめた演奏会

でした。