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ワーグナー 楽劇「神々の黄昏」 第3幕ほか


ブリュンヒルデ アストリッド・ヴァルナイ
ジークフリート ウオルフガング・ヴィントガッセン
グンター    ヘルマン・ウーデ
ハーゲン    ヨゼフ・グラインドル
グルトルーネ  グレ・ブローウエンシュタイン

バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団
指揮 ヨーゼフ・カイルベルト
合唱指揮 ウイルヘルム・ピッツ


久しぶりに涼しくなり音楽に集中できる休日となりました。

思い切って「神々の黄昏」を取り出しました。とは言っても
全曲は無理なので第3幕と題1幕1場だけです。


この1955年8月バイロイトのライブの録音はともかく歌手が
素晴らしいです。特にヴァルナイは最後の自己犠牲のところを
しみじみと心にしみる歌唱を聴かせてくれます。

何か彼女の語り掛けにしみじみと聞きほれてしまいます。
先日のイゾルデや今回のブリュンヒルデのヴァルナイは
何とも言えない人の温もりが感じられて大好きです。
(ブリュンヒルデに人間的と言うのは変かもしれませんが

ここでは神性を剥奪されているので人間的と言う表現で

問題ないと思っていますがいかがでしょう)。


最終場面のハーゲンがライン川にのまれたあとのオケの
凄演は「指環」の最後に相応しい圧倒的な響きで
聴いていても体が熱くなります。


3幕を堪能した後で、1幕1場のの夜明けの部分に戻り

ヴァルナイに聞き惚れて今夜の「黄昏」は終わりました。