2013年11月15日(金) 19:00 開演

@ サントリーホール


ベートーヴェン:

 交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68

 交響曲第7番イ長調作品92


指揮クリスティアン・ティーレマン

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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昨晩の演奏会です。私は前半の「田園」がとても良かったと

感じています。大袈裟かも知れませんが、聴いていると山の麓に

流れる小川のせせらぎとその周りでさえずる小鳥たちの囁き。

こんな気持ちになったのは初めてでした。この夜の木管の

皆さんのお話しを楽しく聴かせていただいたきました。


4楽章の嵐の部分でもミッターマイヤーさんのティンパニが

とても柔らかい。この部分でむやみにティンパニを叩く演奏が

ありますが、ティンパニが突出しない昨夜の演奏は自分の好みに

ピッタリでした。


3楽章のウィンナ・ホルンの響き、最高です。その後に同じ音色で

聞こえたヴァイオリンの刻み。背筋が寒くなりました。信じられない。


後半は交響曲7番でした。いつ頃からかこの曲を聴くのは

あまり好きでは無くなっています。昨夜の演奏でもその気持ちを

変えることは出来ませんでした。残念。

演奏自体はとても素晴らしく特に4楽章の盛り上がりで

演奏終了後にステージ前に詰めかけた観衆の熱狂は

DVDで見たベームの日本公演を思い浮かべた程凄かったです。


なんだかんだ言ってもティーレマン・ウィーン・フィルのベートーヴェンは

素晴らしかった。 これが一言感想です。