2013年11月10日(日) 16:00 開演
@ サントリーホール


ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 op.60
       :交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」


指揮クリスティアン・ティーレマン
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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昨日のヘルメスベルグ楽団長の講演を客席から聞いていた

ティーレマン。一日、休んでベートーヴェン・チクルスの

2回目です。ホール前に”チケット求む”のプラカードを持った

人も数人見かけました。


基本的には楽友協会ライブのBRで聴いたような大編成(16型)で

融通無碍なベートーヴェン。BRよりも自然な流れに聞こえましたが

生演奏のせいでしょうか。どちらの交響曲も気が抜ける暇がないくらい

充実した演奏でした。

ウィーンフィルの木管のブレンドされた響きに弦楽器、金管楽器が

加わり何とも言えない香りが漂ってきます。あるパートが突出するのでは

無く言葉に表せないようなお互いに解け合った響き。この響きに酔って

いるうちにアッと言う間に2曲が終わってしまったと言うのが正直な感想。


ティーレマンとキュッヒルを中心とするウィーンフィルとの幸せな一時。

今後、ティーレマンはウィーンフィル以外でベートーヴェンを演奏することが

あるのだろうかと余計なことまで考えてしまう演奏会でした。