東京・春・音楽祭 特別公演 ヴェルディ生誕200年記念
ムーティ conducts ヴェルディ
2013.10.30 [水] 19:00開演
すみだトリフォニーホール
ヴェルディ:
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》序曲
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》第3幕より バレエ「四季」
歌劇《運命の力》序曲
歌劇《運命の力》第2幕より「天使の中の聖処女」
歌劇《マクベス》第4幕より「虐げられた祖国」
歌劇《ナブッコ》第3幕より「行け、わが想いよ、黄金の翼にのって」
歌劇《ナブッコ》序曲
指揮:リッカルド・ムーティ
管弦楽:東京春祭特別オーケストラ
ソプラノ:安藤赴美子
バス・バリトン:加藤宏隆
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ、宮松重紀
=====================================
本当に来日してくれるかどうかが不安だった事もあり
見送るつもりでいた演奏会でしたが、直前にチケットが
入手できたので聴きに行きました!(^^)!
舞台右側合唱団を真横に見る席でムーティ様を正面から
拝見する事が出来ました(^.^) ザルツブルグのヴェルレク
では後姿に見とれ、今回は前からの指揮姿をしっかりと
瞼に焼き付ける事ができ私は幸せ者です(^^♪
腕の振りを止めてパート間のやり取りに耳を傾ける仕草、
盛り上がる部分でのおなじみの指揮姿等々惚れ惚れします。
幸い、お元気な様子で良かったです。
冒頭の《シチリア島の夕べの祈り》序曲が始まった瞬間に
聴きに来て良かったと実感できた素晴らしい演奏の連続
でした。東京春祭特別オケ(コンマス:矢部さん)も
素晴らしいパフォーマンスでムーティに応えていたと思います。
特にティンパニのステファン・ペレグリの存在感が全体の
演奏を引き締めていました。彼は日本にも時々来ている
らしいですが始めてお目にかかる方。ムーティ様のご指名
でしょうか?
休憩をはさんで「運命の力」序曲以降の演目が演奏され
独唱、合唱を含めてなかなかの名演でしたが、
取り上げられた曲がどれも短すぎでこちらが不完全燃焼
状態。特に声楽が入った3曲が中途半端。せっかく声楽陣を
用意したのですからもっと聴いてみたかったです。
来年、来日するローマ歌劇場の予告編と言う捉え方を
すれば効果満点!ローマ歌劇場のオケで聴けばもっと
色気が出るのだろうなあとか煩悩の世界に迷い込み中(=_=)