R.シュトラウスの管弦楽曲はカラヤンの演奏があれば
十分だと思っていましたが、ハイブリッド(?)シングルレイヤーSACDで
発売されたケンペ、SKDの熱い演奏に魅了されています。
今回聴いたのは「英雄の生涯」と「ドン・キホーテ」。
EMIに残されていたオリジナルマスターからのリマスターと
言う触れ込みですが、音がとても新鮮です。
どちらの曲も目くるめく音の洪水に溺れる醍醐味満喫です。
夏の暑さを吹き飛ばすくらいの勢い。素晴らしいです。
同じSACDでも古色蒼然としたミュンヘンフィルのサウンドが
聞こえてきます。音像もやや小ぶりか、、、
聴き初めこそオケの響きや音色の違い、録音の違いに
戸惑いますが、それにもすぐに慣れてベートーヴェンの
7番を鑑賞。上っ面を撫でただけの演奏とは180度違う
どっしりと大地に根差した演奏は「これぞドイツ魂」(笑)
ケンペってこんなに魅力的な演奏をしていたのだと
今更気付きました(恥)
まさにケンペ再認識の週末でした。