「カラヤン ザ・セカンド・ライフ」
録画してあった番組を見ました。父の日の夜、
軽い気持ちで見始めましたが 非常に内容の濃い番組で
いろいろ考えさせられながら見ました。
カラヤンの録音に対する考え方を検証しながら
カラヤンが如何に真摯に作曲家と曲に対応しているかを
ムター、ファスベンダー、ベルリンフィルのメンバー、
DGとEMIの録音関係者他とのインタビューを通じて
明らかにしています。
冒頭はギュンター・ヘルマンスとカラヤンとの
録音内容の編集に関する電話でのやり取り等を
興味本位に見始めたのですが、ムター他登場人物が残された
映像を見ながら語る言葉一つ一つに重みが感じられました。
更に短い場面でしたがマーラーの5番のライブ映像は見ていて
涙がこみ上げてきました。この場面でコメントをしていた
人の目にも涙が浮かんでいたようにも見えます。
この5番のライブ映像、全曲の発売を切望します m(__)m
「ジークフリート」でヴォータンがエルダ呼び出す場面の
練習風景もありますが、カラヤンの「指環」を欲しくなります。
イエス・キリスト教会で録音された「指環」は批判の方が多いように
思えますが、自分で聴いてみないといけないと感じています
(これ以上「指環」を増やしても聴き切れないのですが、、、)。
このドキュメンタリーについては書きたい事が沢山あり過ぎて
とても纏めきれません。
ともかくインタビューを受けている人々の顔つきを見ている
だけで改めてカラヤンの偉大さを感じました。
このへんで止めておきます((+_+))
このドキュメンタリーは『蘇るカラヤン(Karajan -
The Second Life)』と言うDVDで日本語字幕入りで
発売されているようですから そちらでも見る事が
出来ます。