こたの音楽三昧

SACDで発売されていたケンペ SKDのR.シュトラウス

全集。SACDなのにLPと同じ枚数で割高と言うこともあり

ずーっと我慢していましたが、魅力に抗し切れず買って

しまいました(^_^;) ポチポチ聴いています。


1972年3月に録音された「英雄の生涯」を聴きました。

ドイツ統合前のSKDは良い音を出しています。特にホルン

(ペーター・ダム?)やトランペットなど金管群のの濃い響きで

R.シュトラウスに満喫できます。ヴァイオリン独奏はコンマスの

ミリング。N響のゲストコンマスで接したことがありますが、

40年も前から活躍していたとは懐かしいというかうれしいと

言うか、、、、

この演奏は「英雄の業績」などの部分ではカラヤンの聞かせ

上手な演奏に比べるとそっけない感じもしますが、白熱した

演奏にすっかり夢中になりました。聖ルカ教会と言う教会での

録音のせいか豊かなホールトーンも演奏の魅力を倍加して

います。

このSACDはEMI本社で見つかったマスターテープからの

新しいリマスターと言う事が売り文句でしたが、EMIらしからぬ

モコモコ感が皆無なSACDでした。