マゼールは18日のミュンヘン・フィルとの演奏会で「トリスタンと

イゾルデ」から前奏曲と「愛の死」を指揮したのですが、

マゼールは日生劇場のこけら落としの為、1963年に

ベルリン・ドイツ・オペラ日本公演にベームと共に来日して

「トリスタンとイゾルデ」の日本初演をした人でした。

もちろん、この公演には行くことが出来ませんでしたが

公演に関連した新聞や雑誌の記事を一生懸命読みました。

当時36歳だったマゼールが83歳の今 改めて日本で指揮をした

トリスタンとイゾルデを(さわりだけですが)を聴くことが出来た事を

とても感慨深く聴きました。


この”前奏曲と愛の死”はニルソンとクナッパーツプッシュ、

ウィーンフィルの演奏が私の原点です。


こたの音楽三昧

昔はこの演奏に比べられる演奏は無い!とまで思い詰めていました(笑)


前回、歌無しの「愛の死」はダメと書きましたが、一つだけ例外がありました。



こたの音楽三昧

フルトヴェングラーが1954年 ベルリン・フィルと演奏した

ライブです。 改めて聴いてもただならぬ気配と際限なく

広がって行く世界の素晴らしさに感動させられ いつも

2,3回繰り返し聴いてしまいます。おそらくティンパニは

テーリヒェンだと思いますが、フルトヴェングラーの

思いを的確に掴んだバチさばきがまさに神業!!