ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83

(ピアノ)エレーヌ・グリモー、
(管弦楽)NHK交響楽団、
(指揮)デーヴィッド・ジンマン

N響1746回定期公演
2013年1月16日サントリーホール
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1月N響B定期の公演からグリモーの弾くブラームスの2番の録画を
観ました。ホールで聴いた翌17日の演奏がなかなか良かったので
http://ameblo.jp/kotapipakesuie/entry-11449701332.html
どのような違いがあるのか、また、グリモーを近くで見ることが
出来るので期待して見ました。17日の演奏を細かく覚えては
いませんが、かなり印象が違いました。17日の方が演奏に
集中しているように感じられました。呻吟するように一音一音
確かめながら弾き始めた冒頭のソロは同じでしたが、
興が乗らないままに演奏が終わってしまったような気がします。
「ブラボー」が多発するN響定期にしては演奏終了後の拍手も
大人し目に聞こえたのは気のせいでしょうか。ジンマンとN響の
醒めた演奏もグリモーの足を引っ張っていたように感じました。


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シャイー、ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会         

グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16

  (ピアノ)ラルス・フォークト

<アンコール>
ブラームス:「ワルツ 変イ長調 作品39 第15」

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続いてラルフ・フォークトとシャイー、ゲヴァントハウス管の
グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調」を視聴しましたが、遙かに
感興がそそられる演奏でした。ホールの違いもありますが
ゲヴァ管の厚い響きがとても魅力的でした。プリン・
ターフェルを思い浮かべてしまうフォークトの
厳つい顔立ちからは想像も出来ない柔らかな音色で
楽しめた久しぶりのグリーグでした。アンコールのブラームスの

サラッとした感触。フォークトは初めて聴きましたが魅力的でした。


フォークトの弾いていたピアノは興味ありです。響きから想像して

スタインウェイでは無いと思いますが、確認できなかったです。