こたの音楽三昧

今朝のNHKニュースでサヴァリッシュさんが89歳で亡くなった事が

報道されていました。最近は引退されていたのでしょうが

想い出の深い指揮者なのでショックでした。

先週の金曜日(22日)にブルックナーの9番についてブログに

書いたばかりですし、昨日は1983年のウィーン・フィルとの

ライブ録音盤をパソコンにリッピングしながら解説書を眺めて

いました。

眞鍋圭子さんと言う音楽プロデューサーの方がインタビュー形式で

サヴァリッシュさんはバイエルンの仕事が約8ヶ月、日本(N響)で

5週間、休暇に1ヶ月のスケジュールで他のオケを振る機会が

2ヶ月程度だったと述べられていました。


サヴァリッシュさんがバイエルン国立オペラを率いて1988年に

来日された時に「マイスタージンガー」と「アラベラ」を聴きました。

正直言って「アラベラ」は殆ど判りませんでしたが、「マイスター

ジンガ」は今でも当時の光景が思い出せるくらい強烈な印象

でした。歌手についてはザックスを歌ったベルント・ヴァイクル以外は

覚えていないのですが、ルネ・コロー(ワルター)、ペーター・

シュライアー(ダヴィット)、ルチア・ホップ(エヴァ)、プライ(ベックメッサー)

など豪華歌手陣でした。


その後はNHKのハイビジョン映像がうたい文句だった「ニーベルングの

指環」を見ましたが珍妙な演出で好きになれず。数年前にDVDで

発売されたR.シュトラウスの「影の無い女」(市川猿之助演出、日本公演)

でサヴァリッシュさんのオペラに再会しました。


サヴァリッシュさんの指揮をしたCD/LPはあまり持っていません。

そんな中でバイエルン国立管とのブルックナーの5番、6番、9番は

貴重な録音。若いころのバイロイトの「ローエングリン」もようやく最近

手に入れたりしています。


とりとめが無くなりましたがサヴァリッシュさんのご冥福を祈ります。合掌