ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15[50:03]
クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:ジョージ・セル
録音時期:1962年5月(ステレオ)
録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
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ボーっとレコード棚を眺めているといろいろな事が
思い出されます。全部が聴きたくなる、、、、
手当たり次第に買ってしまう今と違って、1枚1枚に想い出が
あります。
そんな中で目についた一枚がこれでした。
ジャケットも懐かしいです。
冒頭のセル、LSOの凄まじい気迫あふれた演奏が流れると
思わず身が引き締まります。久しく聴いた事が無い超硬派で
辛口のブラームス。目が覚めます(笑)
カーゾンの演奏はチョット変わっているように聞こえます。
ブラームスの1番なのに力強いタッチで弾き切ると言うよりも
柔らかめのタッチで自分自身の世界を繰り広げます。
音が軽いわけではなく表現のしにくいピアノです。
剛腕セルに率いられたLSOはカーゾンに遠慮なくセルの
音楽を奏でています。
それでいて「あぁ、良いブラームスだなあ」と思わせて
不思議な演奏。こういう味わいのある協奏曲の演奏は
今では聴けなくなった類の演奏です。
それにしてもロンドン響と組んだセルの素晴らしい事、、、、
いやいや、セルと組んだロンドン響の素晴らしい事、、、
どちらにしても素晴らしいです(^u^)
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