こたの音楽三昧

ブラームス:
弦楽四重奏曲第1番ハ短調op.51-1
ピアノ五重奏曲ヘ短調op.34


アルカント・カルテット
ジルケ・アヴェンハウス(P)


 2007.11録音

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ここ数日間、このCDを繰り返し聴いています。購入したのは

発売されてすぐだったのでかなり前です。初めて聴いた時は

外に向かって放射されるエネルギーに辟易して、そのまま

お蔵入りでした(バルトークの5番、6番も同じでした)。


最近、ブタペスト、コンツェルトハウスなど昔の演奏を聴く機会が

増えたので久しぶりにこのCDを取り出して聴き始めました。

素晴らしい演奏です。チェロのケラスを中心とする名手たちが

一体となったエネルギッシュな演奏は聴いていて圧倒されます。

アヴェンハウスと言うピアニストが参加した五重奏曲も

同じ傾向。


この演奏を聴いているとピアノを含めて演奏技術がものすごく

進化したのだなあと強く感じました。初めて聴いた時には

この辺に抵抗感があったのですが、冷静に考えると時代の変化と

共に室内楽の演奏形態も大きく変化していて、アルカント・カルテットが

その最先端にいると言う事が感じられてきました。