山形交響楽団さくらんぼコンサート

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 6月27日(水)19時開演、東京オペラシティ (S席 1-10-17)


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西村 朗:
弦楽のための悲(ひ)のメディテーション
(創立40周年記念委嘱作品)

チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23


ブラームス:
交響曲 第2番 ニ長調 作品73


指 揮:飯森範親
ピアノ:ダニール・トリフォノフ
山形交響楽団

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今回で10回目の東京公演との事ですが今年も山響の

”さくらんぼコンサート”に行きました。


今年の目玉は何と言ってもトリフォノフのチャイコン。


こたの音楽三昧

1991年生まれで21歳!若いです。2010年にショパンコンクールで

3位になった時に関係者から飯森さんに紹介があり山響への出演が

決まったとの飯森さんの解説でした。その後、2011年にルービンシュタイン

コンクールとチャイコフスキー・コンクールに優勝してしまったと

言うのですから山響にとってはタイミングが良かったと思います。

前から10列目の席でしたがピアノの爆音が聞こえてきました。

早めのテンポでガンガン行きます。オケとテンポが合わないところも

何カ所も。特に有名なメロディの部分でオケはゆっくり歌いたそう

なのにトリフォノフは思い入れは少なめにどんどん進みます

飯森さんがもっとオケを引っ張らないと。ピアノが休みの部分は

身動きひとつせず、しっかりと音楽の中に入っていました。

これくらい弾けないと大きなコンクールでは優勝できないのだろうと

思えました。テクニックがものすごい。曲全体の感想としては

チャイコフスキーらしいメロディアスな演奏が聴きたかったです。

前途有望な青年の熱演をゆっくり堪能しました。


アンコールはチャイコフスキーの小品でした。舞台マナーがとても

良くて気持ちの良い青年でした。


どういう訳か演奏会の直前までこちらの人だと思っていました(>_<)


こたの音楽三昧

ルガンスキーです。どちらもロシアの有望若手ですが

どこで間違えたんだろう、、、、、


後半のブラームスの交響曲2番は協奏曲では萎縮して

聞こえたオケがノビノビとしてとても熱のこもった演奏でした。

単なるルーティンに終わらない一生懸命さが全面に出ていて

とても気持ちの良いブラームスでした。


プログラムの下にある4桁の番号で”さくらんぼ”が当たるのですが

今年も外れでした。残念!(-_-)